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今回は、GMOデジロック株式会社が運営しているコアサーバーについて、使った感想と選んだ理由、運用方法について紹介します。
目次
コアサーバー V1プランの概要
コアサーバーは、大阪に本社があるGMOデジロックが運営しているレンタルサーバーです。
コアサーバーにはコストパフォーマンスに優れたV1プランと、速度にこだわった高性能サーバーのV2プランがあります。
このページでは、V1プランについて紹介します。
コアサーバーはかなり昔からあるレンタルサーバーで、低価格で多機能なのが特徴です。
一方で、多機能すぎて初めてレンタルサーバーを使う方には、わかりにくい管理画面となっています。
そのため、ウェブサービスを運営したりするヘビーユーザーが多い印象です。
なお、コアサーバーには、レンタルサーバーと独自ドメインがセットになった「まるっとプラン」があり、こちらであればクリックだけでWordPressサイトが立ち上がります。
初めてコアサーバーを利用するなら、まるっとプランを利用するのがいいでしょう。
コアサーバー V1プランの基本情報
コアサーバーは、初期費用無料、月額198円と、非常に良心的な価格設定となっています。
コアサーバーの価格表を掲載します。
CORE-MINI | CORE-A | CORE-B | CORE-C | |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額(年契約) | 198円 | 397円 | 785円 | 3167円 |
サーバーソフト | Apache | Apache | Apache | Apache |
PHP動作モード | FastCGI | FastCGI | FastCGI | FastCGI |
容量 | SSD:60GB | SSD:120GB | SSD:240GB | SSD:500GB |
転送量※1 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | 10個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データセンター | 東日本DCと西日本DCで選択可能 | 東日本DCと西日本DCで選択可能 | 東日本DCと西日本DCで選択可能 | 東日本DCと西日本DCで選択可能 |
無料お試し期間 | 30日 | 30日 | 30日 | 30日 |
※1:データベース数は、WordPressを設置できる数です。
※2転送量は、一日に送受信できる総データ量であり、転送量の上限に引っかかると、サーバーが応答しなくなるなど、動作の保証がなくなります。(コアサーバーの場合は全プランで無制限)
コアサーバー V1プランの魅力
リージョン選択によるリスク分散が可能
コアサーバーの最大の魅力は、
- 東日本データセンター
- 西日本データセンター
を選ぶことができる点だと思います。
特に、関東圏は首都直下型地震が予想されているほか、国内の主要レンタルサーバーが東京に一極集中している状況を考えると、コアサーバーが西日本のデータセンターを選択できるのは、災害面のリスク分散として大きなメリットだといえます。
※コアサーバーは、西日本DCと書いていますが、現状は大阪DCとなるようです。
同様にリージョン選択ができるレンタルサーバーは、カラフルボックスぐらい。
その他、西日本のデータセンターを使用しているレンタルサーバーは、
- さくらのレンタルサーバー(東京・大阪・石狩でランダム)
- エックスサーバー(大阪と推定される)
ぐらい。
いかに西日本のデータセンターが貴重であるか、おわかりいただけるでしょう。
低価格でバックアップ用サーバーにも使える
コアサーバーは非常に低価格で、バックアップ用のレンタルサーバーとしても十分機能します。
本格的なバックアップとなると、Dropboxなどのクラウドサービスを利用すると思いますが、さらなるリスク分散としてコアサーバーが有力候補です。
単なるバックアップ用とであれば、最も小さいCORE-MINIで月額200円程度であり、サイトの運営費としてもそんなに大きなものにはならないでしょう。
まるっとプランで簡単にWordPressを開始できる
後ほど紹介しますが、コアサーバーには、
- 独自ドメイン
- レンタルサーバー
がセットになった、まるっとプランが用意されています。
基本的には画面の指示に従ってクリックするだけでWordPressを開設できるので、サイトを立ち上げるのに何をしていいかわからない場合に便利です。
冒頭で、コアサーバーは多機能であるがゆえに管理画面が使いにくいと書きましたが、まるっとプランであれば細かい設定を全自動で行ってくれるので、管理画面の煩雑さがデメリットになりません。
コアサーバー V1プランのダメなところ
管理画面が使いにくい
多機能であるため仕方ないのですが、やはりコアサーバーは、サーバー管理画面がわかりにくいです。
WordPressの開設が初めてで、すべて自分で設定する方の場合、ロリポップ!などのシンプルな機能のレンタルサーバーの方が使いやすいでしょう。
コアサーバーは低価格で多機能ですが、それも使いこなせての話。
もしも、本当に初めての方であれば、まるっとプランを利用する場合を除き、コアサーバーは避けた方がいいでしょう。
ロリポップ!など、機能がシンプルな他のレンタルサーバーを契約して慣れてから、コアサーバーを使い始めても遅くはないです。
コアサーバーのライバルサーバー
カラフルボックス
カラフルボックスは、株式会社カラフルラボが運営しているレンタルサーバーです。
コアサーバーの最大の魅力である、データセンターの所在地を選択できる機能(リージョン選択機能)を持っているのは、ライバルを見てもカラフルボックスだけです。
月額料金は480円から、3か月以上の契約で初期費用が無料になります。
他に、カラフルボックスの魅力は、BOX1プランで月額480円からLiteSpeedを利用できること。
さらに、プラン変更はアップ&ダウンの両方に即時対応しているので、柔軟な運用ができるのはメリットです。
※コアサーバーはプラン変更に非対応。
なお、管理画面はcPanelとなり、コアサーバーよりはマシではありますが、やはり初心者には難しいかもしれません。
★参考価格
BOX1 | BOX2 | BOX3 | BOX4 | |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 528円 | 968円 | 1628円 | 2178円 |
サーバー | LiteSpeed | LiteSpeed | LiteSpee | LiteSpeed |
PHP動作 | LSAPI | LSAPI | LSAPI | LSAPI |
無料お試し期間 | 30日 | 30日 | 30日 | 30日 |
※1か月契約の場合は、初期費用2200円
※価格は36か月契約時
ロリポップ!
ロリポップ!は、GMOペパボが運営しているレンタルサーバーです。
ロリポップ!は、月額110円からの低価格なレンタルサーバーですが、実質的に月額550円のハイスピードプランを契約すると思ってください。
ロリポップ!のプランを比較した場合、
- 一番低価格なエコノミープラン(月額110円~)はWordPressを使用できません。
- ライトプラン(月額220円~)はWordPressを1個しか運営できません。
- スタンダードプラン(月額550円~)は、同価格のハイスピードプランの方が高性能なので、わざわざ選ぶ理由は薄いです。
となることから、消去法的にハイスピードプランが最適です。
ロリポップ!ハイスピードプランであれば、性能的にはコアサーバーV1プランよりも速いですし、管理画面もシンプルで使いやすいです。
★参考価格
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
初期費用 | 1650円 | 1650円 | 1650円 | 0円 | 3300円 |
月額料金 | 110円 | 220円 | 550円 | 550円 | 2200円 |
サーバー | Apache | Apache | Apache | LiteSpeed | LiteSpeed |
PHP動作モード | CGI | CGI | モジュール版 | LSAPI | LSAPI |
無料お試し期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
※月額料金は12か月契約の時
コアサーバーの評判と使ってみた感想のまとめ
ここまで、コアサーバーの評判と使ってみた感想について紹介しました。
コアサーバーは高機能である反面、管理画面が多機能すぎてわかりにくいです。
一方で、まるっとプランを利用すれば、クリックだけでWordPressブログの開設ができます。
また、データセンター所在地を選択できる機能は、災害時のリスク分散で非常に有力です。
メインサーバーではなく、バックアップサーバーとして、コアサーバーの利用を検討してみるのもいいでしょう。
以上、コアサーバーについて参考になれば幸いです。