みなさん、こんにちは!
ブリュの公式ブログ.netにお越しいただきまして、ありがとうございます。
このサイトでは、ITについて特化したサイトを運営しています。
今回は、サーバー技術の一つである、マルチドメインについて紹介します!
今やほとんどのレンタルサーバーが当たり前のようにマルチドメインに対応しています。
マルチドメインには、サーバーのコストを抑える役割があるのです!
目次
もしも、1ドメイン、1サーバーだったら?
以前、ドメインとは何か?を説明した記事で、インターネット上にはDNSがあり、ドメインとサーバーIPアドレスを紐づけていることを説明しました。
このサーバーに、ドメインが一つだけ設定できる場合、サイトごとに別のサーバーを用意する必要があります。
ですが、サーバーは維持コストがかかるため、これではコスト面でかなり不利。
コストダウンできないか?
そこで生まれたのがマルチドメインです。
※ちなみに、サーバーって結構高いです。
この記事の執筆時点で、レンタルサーバーはロリポップ!を利用しています。
ドメインは年間1000円程度ですが、サーバー代は月500円です。
年間6000円ほどなので、ドメインの6倍近いコストがかかります。
こう考えると、サイト運営においてサーバーのコストダウンって結構大きいんですよ。
マルチドメインは同一サーバー複数のドメインを置くこと
マルチドメインは、一つのサーバーに複数のドメインを置くことができる機能です。
レンタルサーバーを契約すれば、かならずサーバー会社のドメインで、サブドメインを貰います。
このサブドメインが自分自身の領域になるわけです。
自分の独自ドメインは、サーバー会社のドメインのもう一つ深い階層に存在します。
つまり、通常の専用サーバーであれば、接続時には次のような流れになっています。
サイト閲覧者→DNS(ドメインからサーバーIPアドレス取得)→サーバー
ですが、マルチドメイン対応サイトであれば、次のような流れになります。
サイト閲覧者→DNS(ドメイン→サーバーIPアドレス取得)→サーバー会社のサブドメイン(サイト運営者のアカウント)→その下層ディレクトリ
したがって、マルチドメインに設定されたドメインは、すべて同じサーバーのIPアドレスと紐づけられます。
そして、サーバー内で、アクセスを要求しているドメインのディレクトリに接続する形になります。
イメージ的には、AとBのサイトをマルチドメイン対応のサーバーで一緒に運営した場合、サーバー入り口までの経路は同じです。
サーバー内で、AとBが振り分けられていると考えるといいでしょう。
ややこしいので図で表すと次のようなものです。
複数の異なるドメインを一つのサーバー内で管理し、アクセスのたびにサーバー内でドメインに対して振り分けているイメージをつかんでください。
マルチドメインのメリット
マルチドメインのメリットはコストダウンです。
一つのサーバーに複数のドメインを設置することができるので、大幅なコストダウンが可能です。
マルチドメインのデメリット
複数ドメインを一つのサーバーに設置するということは、一つのサーバーで複数のサイトを運営することになります。
その場合、サーバーに負荷がかかることがデメリットでしょう。
また、自分が管理している他のサイトの影響を受けやすい問題もあります。
サーバーがダウンすると所有しているサイトがすべてダウンします。
このあたりはサーバースペックや構成によっても変わってくるので、一概には言えません。
まとめ
今回は、サーバー技術の一つであるマルチドメインについて説明しました。
現在、有料レンタルサーバー、無料レンタルサーバーに限らず、多くのレンタルサーバーがマルチドメインに対応しています。
当サイトが2018年8月現在使用しているロリポップ!レンタルサーバーもマルチドメイン対応なので、他に運営しているサイトと同一サーバー上にあります。
以上、マルチドメインについて、サーバー選びの参考になれば幸いです。