みなさん、こんにちは!
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今回は、さくらのレンタルサーバーについて紹介します。
目次
さくらのレンタルサーバーの概要
さくらのレンタルサーバーはレンタルサーバーとしての老舗であり、長い運営実績からの安心感があります。
一方で、未だにディスクがHDDであるなど、スペックが一昔前の感覚が否めません。
イメージ的には、大規模な法人向けプランや、玄人向けのVPSなどが多く、初心者や単にWordPressでブログを運営するだけといった用途はあまり想定していないようにも見えます。
そのため、
- 低価格なプランは低スペック過ぎ
- 上級プランはコストパフォーマンスが悪い
といった感じで、結局エックスサーバーに流れていく印象がありますね。
せめて東京・大阪・石狩でリージョン(データセンター所在地)選択機能があれば使いたいのですが、契約時にランダムということで、災害時のリスク分散にも微妙に使いにくかったりします。
ただ、さくらのレンタルサーバーは悪いサーバーではないので、レンタルサーバーのスペック競争など、細かいことをあまり気にさないのであれば、十分ありな選択肢だと思います。
初期費用1048円~、月額131円~
※無料お試し14日間
✔老舗レンタルサーバーの安定性
✔東京・大阪・石狩DCでランダム
✔災害時のリスク分散に便利
×サーバー性能で特筆すべき項目がない
さくらのレンタルサーバーの価格と入金方法
月額料金と機能の比較
さくらのレンタルサーバーの月額料金と機能の比較です。
ライトプランはデータベースの使用ができない(=WordPressを使用できない)ことになるので、基本にはスタンダードプランからになるでしょう。
しかし、スタンダードプランとなると、強敵にはロリポップ!やカラフルボックスがあり、特にロリポップ!のハイスピードプランは、
- GMOペパボの長い運営実績
- LiteSpeed+LSAPI+オールSSD採用の高速環境
- 月額550円
ということもあり、わざわざさくらのレンタルサーバーを選ぶ意味が薄いです。
そしてプレミアムプランとなれば、月額1571円ですから、エックスサーバーで十分なのではないかなとなります。
個人的には、レンタルサーバーの契約を増やすときに、いつもさくらのレンタルサーバーは気になるのですが、結局選ばず・・・ということが多いです。
ライト | スタンダード | プレミアム | |
初期費用 | 1048円 | 1048円 | 1048円 |
月額料金 | 131円~ | 524円~ | 1571円~ |
ディスク容量 | HDD:10GB | HDD:20GB※ | HDD:100GB※ |
データベース数 | 使用不可 | 50個 | 100個 |
転送量 | 200GB/日 | 700GB/日 | 800GB/日 |
サーバー | Nginx+Apache | Nginx+Apach | Nginx+Apache |
PHP動作モード | CGI | モジュール | モジュール |
お試し期間 | 14日間 | 14日間 | 14日間 |
※データベースサーバーのみSSD。
支払方法
さくらのレンタルサーバーの支払い方法は、
- クレジットカード
- 銀行振込(振込手数料別途必要)
- 請求書払い(手数料330円)
- 自動口座振替
となります。
コンビニ決済の場合には、請求書払いを選択してください。
後日請求書が郵送され、コンビニでの決済が可能になります。
さくらのレンタルサーバーのいいところ
長い運営実績による安心感
さくらのレンタルサーバーのいいところは、老舗のレンタルサーバーとしての長い運営実績でしょう。
その安心感で選ぶというのが最大のメリットといえます。
石狩データセンターで災害時のリスク分散ができる
データセンターは基本的には東京に一極集中しており、首都圏の災害発生時のバックアップ体制に疑問が残ります。
そのため、さくらのレンタルサーバーの石狩データセンターは、リスク分散の観点で魅力があります。
しかし、さくらのレンタルサーバーは東京・大阪・石狩に拠点を持っており、どのデータセンターに当たるかはランダムに決まります。
自分ではデータセンターを選べないので、このリスク分散については確率的な問題が生じています。
なお、さくらのレンタルサーバーのデータセンター所在地を調べる方法は下記で紹介していますので、契約の際には一度試してみてください。
→さくらのレンタルサーバーのデータセンター所在地を調べる方法
さくらのレンタルサーバーのダメなところ
プランの構成がイマイチ
先ほども書きましたがプランの構成がイマイチです。
スタンダードプランではロリポップ!ハイスピードプランのほうが優れており、プレミアムプランではエックスサーバー スタンダードのほうが優れています。
悪いサーバーではないのですが、普通にWordPressを運営するだけの場合、わざわざさくらのレンタルサーバーを選ぶ意味が見出せません。
プラン変更ができない
途中でプラン変更ができないのも欠点です。
一般的にレンタルサーバーはプランのアップダウンに対応していますが、さくらのレンタルサーバーは一切対応していません。
プランを変更したくなった場合には、再契約という形になりますので、新規契約の初期費用と、ご自身でのサーバー移転作業が必要になるので、正直なところ使いにくいです。
さくらのレンタルサーバーと比較するべきレンタルサーバー
ロリポップ!
コストパフォーマンスを重視するならロリポップ!がいいでしょう。
特にハイスピードプランは、月額500円台のレンタルサーバーとしては破格のスペックです。
レンタルサーバー業界も、値崩れが始まっているようです。
★参考価格
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
初期費用 | 1650円 | 1650円 | 1650円 | 0円 | 3300円 |
月額料金 | 110円 | 220円 | 550円 | 550円 | 2200円 |
サーバー | Apache | Apache | Apache | LiteSpeed | LiteSpeed |
PHP動作モード | CGI | CGI | モジュール版 | LSAPI | LSAPI |
無料お試し期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
※月額料金は12か月契約の時
エックスサーバー
さくらのレンタルサーバー プレミアムプランと比較する場合、エックスサーバーがいいでしょう。
エックスサーバーは今までに大規模な障害の発生がない、安心の運営実績があります。
価格面でもエックスサーバー スタンダードプランはさくらのレンタルサーバー プレミアムプランよりも低価格ですし、エックスサーバーはオールSSDで、さくらのレンタルサーバーのHDDに対して性能面で上回ります。
当サイトはエックスサーバーで運営していますが、特に不満はないです。
★参考価格
スタンダード (旧X10) |
プレミアム (旧X20) |
ビジネス (旧X30) |
|
初期費用 | 3300円 | 3300円 | 3300円 |
月額料金 | 990円 | 1980円 | 3960円 |
サーバー | Nginx +Apache |
Nginx +Apache |
Nginx +Apache |
PHP動作 | FastCGI | FastCGI | FastCGI |
無料お試し期間 | 10日 | 10日 | 10日 |
※月額料金は36か月契約時
まとめ
ここまで、さくらのレンタルサーバーについて紹介してきました。
初期費用1048円~、月額131円~
※無料お試し14日間
✔老舗レンタルサーバーの安定性
✔東京・大阪・石狩DCでランダム
✔災害時のリスク分散に便利
×サーバー性能で特筆すべき項目がない
さくらのレンタルサーバーは安心して使用できるレンタルサーバーであることは事実なのですが、実際に選ぶとなると、選ぶ決め手となるポイントに欠ける印象があります。
ウェブサービスのようなオリジナルプログラムを使用する場合には、Apacheということもあり素直で使いやすいレンタルサーバーなのですが、慣れてしまえばmixhostのLiteSpeedでも十分できます。
気になるレンタルサーバーではあるのですが、私の場合には、結局エックスサーバーとmixhostを使うという形に落ち着いています。
以上、さくらのレンタルサーバーについて、参考になれば幸いです。