レンタルサーバーとVPSの違い

みなさん、こんにちは!

ブリュの公式ブログ.netにお越しいただきまして、ありがとうございます。

このサイトでは、ITについて特化したサイトを運営しています。

今回は、レンタルサーバーとVPSの違いについて解説します!

簡単に言えば、自由度が低い反面、気軽に使えるのがレンタルサーバー。

自由度が高いが、逆にセキュリティ意識が低いと危険なのがVPSです。

スポンサーリンク

レンタルサーバーとVPSの決定的な違い

レンタルサーバーとVPSには、決定的な違いがあります。

レンタルサーバーは共有している

レンタルサーバーのイメージが下の図です。

レンタルサーバーは、ストレージ以外は共有しています。

例えば、WOrdPressサイトの場合には、大量のPHPコードが実行されています。

この実行場所は、他のサーバー利用者と同じ空間になります。

つまり、レンタルサーバーの場合には、高性能なマシンを、他の利用者と一緒に共有している状態です。

VPSは仮想的に独立したサーバー

VPSのイメージ図は下の図のようになっています。

VPSの場合には、物理的なサーバーは共有しているので、この点で見れば普通のレンタルサーバーと同じです。

しかし、VPSの場合にはユーザー間が完全に仕切られていて、仮想的に専用サーバーと同等の自由度を誇ります。

専用サーバーとの違いは、物理的なサーバーを共有しているかの違いであって、運用していくうえでの違いはありません。

レンタルサーバーのメリット・デメリット

レンタルサーバーのメリット

レンタルサーバーのメリットは、気軽に利用できる点です。

インターネットの世界では、常にサイバー攻撃の危険性を持っています。

この点において、レンタルサーバーの場合には、レンタルサーバー会社がある程度の管理を行ってくれているので、正直サイバーセキュリティについてよく知らない!ってかたでも比較的安全に利用することができます。

レンタルサーバーのデメリット

レンタルサーバーの最大のデメリットは、他のユーザーの影響を受けるということです。

先ほど説明したように、WordPressの場合には、大量のPHPコードが実行されています。

もしもモンスター級のサイトを運営している人と同じサーバーになった場合には、共有している処理のシステムの部分が圧迫されることになります。

したがって、同居している相手次第では性能が不安定になります。

もしもご自身のサーバーが遅いと感じたら、サーバーに同居してるサイトを調べてみてください。

もしかしたら、異常に巨大なサイトと共存しているかもしれませんよ。

サーバー同居人検索

もう一つのレンタルサーバーのデメリットは、自由度が低いことです。

この点については、サイトを運営する程度では大きな問題になりません。

もしもウェブサービスを作成しようと考えているんであれば、レンタルサーバーで必要なような機能が利用できるのか、お試し期間でしっかりと確認をしてから契約してください。

VPSのメリット・デメリット

VPSのメリット

VPSのメリットは、他のユーザーの影響を一切受けない点が魅力です。

物理的なサーバーは共有していますが、システム的には独立しており、同じサーバーに同居している人がどれほど負荷をかけても、全く影響はありません。

また、自由度の高さも魅力です。

専用サーバーと同じレベルで設定が可能であり、個別の再起動も可能です。

専用サーバーまでの規模は要らないけど、自由度が欲しいのであればVPSがいいでしょう。

VPSのデメリット

VPSのデメリットは、サーバーの管理業務が生まれることです。

これがかなり面倒で、怠るとサイバー攻撃を受ける可能性もあります。

脆弱性の情報などについて、常に最新の情報に目を光らせる必要があるので、重労働です。

サイバーセキュリティに自信がない場合には、VPSの利用は見送ったほうがいいでしょう。

また、サイバーセキュリティに自信がある場合であっても、単にブログを運営するといっただけの場合、ブログ更新以外にも仕事が増えることも考慮してから契約してください。

レンタルサーバーとVPSの価格差

サイトを運営するうえで一番気になるのがコスト面でしょう。

例として、さくらインターネットが運営している、さくらのレンタルサーバーと、さくらのVPSで比較してみました。

機能や価格 さくらのレンタルサーバー

(スタンダードプラン)

さくらのVPS

(512MBプラン)

初期費用 1029円 1080円
月額 515円 685円
容量 HDD:100GB SSD:20GB
データセンター序在地 東京、大阪、石狩から、契約時にランダム 東京、大阪、石狩から、契約時に選択できる。

細かい部分を見ていけば差はありますが、サイトを運営していて、レンタルサーバーの容量を最大限に利用することはほぼありません。

その前に、ファイル上限数や、サーバー自体がアクセスに耐えきれなくなり、サーバー乗り換えを行います。

したがって、下記の表ではレンタルサーバーのストレージが大きく、コストパフォーマンスに優れているように見えますが、実際には無意味と言えるでしょう。

単純に最低価格帯のみで比較を行えば、レンタルサーバーもVPSも価格差はありません。

したがって、コスト面だけで比較するのはナンセンスなので、やはり自由度を選ぶか、日頃の仕事量を減らすかなど、価値観で選んでいくべきでしょう。

レンタルサーバーとVPSの違いのまとめ

ここまで、レンタルサーバーとVPSの違いについて紹介してきました。

セキュリティなどをあまり気にせず、手軽に利用できるのがレンタルサーバーです。

逆に、同じサーバー内の他のユーザーの影響を受ける可能性があるのがデメリットです。

自由度が高く、自分の空間がしっかりと隔離された仮想的な専用サーバーがVPSです。

逆に、サーバーのセキュリティについては、自分で対処する必要がある他、サーバー管理が日常業務として加わります。

したがって、一概にVPSのほうがいいとも言えません。

これらのメリットとデメリットを考慮したうえで、サーバー選びをしてください。

以上、サーバー選びの参考になれば幸いです。