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今回は、ウイルスセキュリティソフト ノートン360についてレビューします。
私は、ウイルスセキュリティソフトとして、ノートンを4年程度使用しています。
そろそろ更新の時期になっているのですが、ノートンを継続更新予定です。
そこで、長く使い続けているノートンの魅力を紹介します。
そもそも、ノートンを使用していればほかのセキュリティソフトの存在を気にしなくていい(目移りしない)感じがします。
コンピューターウイルスの脅威からパソコンを守ると考えると、基本となるウイルス除去機能に加え、大量のデータをもとに判断しており、元となる規模間が圧倒的に違います。
ノートンは、他よりちょっと高いですが価格相応の価値はありますし、一番信頼できるウイルスセキュリティソフトなんじゃないかなと思います。
目次
ノートン360の主な機能
ノートン360には、
- デバイス向けセキュリティ(いわゆるスキャン機能など、コア技術の部分)
- ソフトウェアアップデータ
- セキュアVPS
- ダークウェブモニタリング
です。
ノートンのアプリはこんな画面です。
デバイス向けセキュリティ
デバイス向けセキュリティ、言い換えればウイルスセキュリティソフトでよく利用する、
- スキャン機能
- 脆弱性チェック
- 侵入防止ファイヤーウォール
などです。
スキャンについてはバックグラウンドで動作してくれるので、自分で実行する必要もありません。
ウイルス定義ファイルの更新も自動で行ってくれますし、基本的にメンテンスフリーです。
使用感はどうですか?と聞かれると、ほぼ全自動なので自分で操作しませんし、本当に裏手でガードしてくれる存在なので、安心感がある、といったところでしょうか。
念のため、週に1回ぐらいで手動でフルスキャンを行っています。
寝る前にフルスキャンを開始して、朝起きたら完了しているので、そのまま再起動って感じです。
ソフトウェアアップデータ
ソフトウェアアップデータは、バージョンの古いソフトをお知らせしてくれます。
バージョンの古いソフトは脆弱性を持っている可能性があり、リスクが高い場合には早急なアップデートが必要です。
ノートンのソフトウェアアップデータでは、こうしたリスクも含めてお知らせをしてくれます。
セキュアVPN
セキュアVPNはバーチャル・プライベート・ネットワークのことであり、パソコンとノートンVPNサーバーの間を暗号化によりトンネリングすることで、プライバシーを守ります。
セキュアVPNをONにした場合のアクセス経路は、今まではパソコンが直接アクセス先サイトに接続していた状況に対し、
- パソコンがVPNサーバーに接続
- VPNサーバーがアクセス先サイトに接続
と、いったんVPNサーバーを経由するアクセス経路なります。
これにより、
- 高いプライバシー保護効果
- IPアドレスの変更
が可能で、用途としては、
- 公共のインターネット(WiFi含む)に接続するとき
- (国別アクセス制限の回避など)位置情報(IPアドレス)を変更したいとき
です。
■用途1:公共インターネット(フリーWiFiを含む)に接続するとき
VPNでは、特にパソコンとVPNサーバー間は高度な暗号化によるトンネリングを行うため、非常に安全性の高い通信環境を構築できます。
これにより、公共のインターネットでプライバシーを強力に守ることができます。
公共のインターネットでは、通信内容の盗聴の危険性があるので、できるだけセキュアVPN経由での接続を行っています。
特に私の場合、ブログ運営の関係上サーバー管理を行うこともあるので、そんなときにはセキュアVPNを利用して、何重もの防衛策を講じています。
■位置情報(IPアドレス)を変更したいとき(国別アクセス制限の回避)
位置情報(IPアドレス)の変更では、海外のサイトによっては接続できる国を制限している場合があり、そんなときの突破口になります。
例えば、アメリカ国内で、アメリカ国民のみがアクセスできるようなサイトがあったとすれば、私たちは日本にいる限りアクセスできません。
しかし、ノートンセキュアVPNで、アメリカのVPNサーバーに接続すれば、あたかも位置情報がアメリカにいるように見せかけて、インターネットを利用できます。
接続先サーバーから見るとVPNサーバーとの通信を行うため、パソコンとの直接の通信は行いません。
これにより、下の図では、サーバーから見ると、日本国内のパソコンはアメリカにあるように見えています。
こうしたアクセス制限を突破する際に、意外にもセキュアVPNは利用価値があります。
なお、サイバーセキュリティの観点で、海外サイトがアクセス制限をかけている場合は結構多いです。
これはセキュリティ上の問題として、世界中に向けてアクセスを許可していれば、サーバー攻撃の数も半端ないものになります。
そこで、例えば「英語を読めない国なのにアメリカの英語のサイトにアクセスしてくる可能性は低い」といった常識的な確率に基づいて、正当なアクセスである可能性の低い国からのアクセスをブロックします。
日本の場合、日本国民以外の日本語を読める人が日本語のウェブサイトに、健全な目的を持ってアクセスしてくる可能性(言い換えれば、外国人がわざわざ日本語のサイトにアクセスして情報収集する意味や確率)を考えれば、アクセス数全体のわずかでしょう。
こうしたアクセスブロックにより、サイバー攻撃からの防衛の負担を減らすことはよく行われています。
このブログも、一部のURLについては、海外アクセス(海外IPアドレス)を自動遮断しています。
ダークウェブモニタリング
ダークウェブは日本語で闇サイトと表現されるインターネットの領域です。
非常に匿名性の高いインターネット空間であり、ダークネットには不正に入手した個人情報などが取引されていたりします。
いわゆる、サイバー犯罪者の巣窟みたいなものです。
そのダークウェブ上に流れている情報を監視し、ノートンユーザーの個人情報がヒットすれば、それをお知らせする機能、それがダークウェブモニタリングです。
ダークウェブは匿名性の高さから、情報を流した相手の特定まではできません。
しかし、情報が流出した時点で通知し、悪用される前に先に対策を行うことで、被害を最小限に抑えられます。
ノートンの最大の強み:ファイルインサイト
ノートンの安全・危険の判定基準として、自社のウイルス定義ファイルに基づくものもあるのですが、もう一つ、世界中のユーザーが使用しているソフトの挙動から確率的な安全性を判断しています。
例えば、ノートンが知らないソフトをダウンロードしたとしましょう。
そのソフトが安全か危険か、ノートンは知りません。
しかし、
- 世界のノートンユーザーの何%程度が利用しているソフトであり、
- そのソフトの使用によってどの程度の影響があったかを、
といった統計データをもとに判断します。
※試しにFirefoxを見てみると、ユーザー数は数百万人と表示されました。
この人海戦術ともいえるセキュリティ機能は、ユーザー数が圧倒的に多いノートンだからできることです。
ここまでの莫大なデータをもとに判断してるなら個人レベルでは絶対にできないことですし、格安のウイルスセキュリティソフトとは格の違いがあります。
やはり、規模でパソコンを守るノートンには価格相応の価値があります。
ノートンの価格
ノートンの価格もまとめておきます。
ノートン360 スタンダード |
ノートン360 スタンダード 2台 |
ノートン360 デラックス |
ノートン360 プレミアム |
|
保護台数 | 1台 | 2台 | 3台 | 5台/10台 |
1年 | 4,780円 | 4,980円 | 7,680円 | 5台:7,980円 10台:12,880円 |
2年 | — | — | 13,080円 | 5台:15,780円 10台:28,280円 |
3年 | — | — | 14,480円 | 5台:15,980円 10台:28,680円 |
上記はノートン公式サイトの価格ですが、Amazonや楽天市場のほうがお得な場合も多いので、比較してみてください。
※例えば3年3台版は以下のようになっています。
ノートンの特徴として、
- 保護台数が増えるほど
- 契約年数が長いほど
1台当たりの価格は安くなります。
※私はノートン360 プレミアム 5台 3年を使用しています。
製品のグレードによって、ウイルスからの保護性能(検出能力など)に差はありません。
一応、
- スタンダード
- デラックス
- プレミアム
とグレードが上がるについて、利用できるクラウドデータの容量が増えますが、せいぜい10GB~50GBであり、あまり使い物になりません。
クラウドバックアップ機能については、Dropbox Plus(2TB)など、他で用意したほうがいいでしょう。
単にウイルスセキュリティソフトと割り切って、保護したいパソコンの台数分を購入するほうがいいです。
まとめ
ここまで、ウイルスセキュリティソフトのノートンについて紹介してきました。
私の感覚としては、ノートン以外で迷う必要がないように思います。
ノートン自体はアメリカの会社ですし、世界で見てもアメリカはITの発展が著しいです。
基本的にノートンを超える性能のウイルスセキュリティソフトはないように思います。
ノートン以外の他のウイルスセキュリティソフトを選ぶ場合には、やはり価格面での妥協なのかなと思います。
ノートンも以前より低価格にはなりましたが、他の主要なウイルスセキュリティソフトと比べると、まだまだ高いです。
この価格差に納得し、ノートンを選ぶ意味を理解できれば、自然にノートンを選ぶ流れになると思います。
以上、ウイルスセキュリティソフトのノートンについて、参考になれば幸いです。