みなさん、こんにちは!
ブリュの公式ブログ.netにお越しいただきまして、ありがとうございます。
このサイトでは、ITについて特化したサイトを運営しています。
今回は、GMOグループのGMOデジロック株式会社が運営しているコアサーバー と、同じくGMOグループのGMOペパボ株式会社が運営しているロリポップ! について、比較します。
私自身は両方のサーバーについて利用経験があり、現時点においてコアサーバーはバックアップサーバーとして継続して利用しています。
なお、この記事ではコアサーバーとロリポップ!を徹底的に比較しているので長いです。
この記事の要点を先にまとめると、
となります。
速度面に関して安定しているのは、モジュール版PHPを採用しているロリポップ!です。
これに関しては本当に断言できます。
一方のコアサーバーは、バックアップサーバーとして機能させたときに魅力があります。
現状、データセンターが東京に一極集中しています。
そんな中、コアサーバーはデータセンターを東京と大阪で選べます。
災害時のリスク分散として、大阪のデータセンターをバックアップサーバーとして機能させることができるのは、コアサーバーでしか実現できない魅力です。
目次
コアサーバーとロリポップ!に共通するGMOの安心感
このページを見ている方は、コアサーバーとロリポップ!で迷っている方だろうと思います。
背中を押すという意味ではないのですが、コアサーバーもロリポップ!も、やはりGMOグループである安心感は大きいです。
新しいレンタルサーバー会社で、コストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーが、どんどん誕生しています。
しかし、会社としての年数が浅かったり、そもそも会社のホームページがなかったりして、どこまで信用できるのかわからないという部分もあります。
ブログデーターを預けるレンタルサーバーですから、会社の信頼性は無視できないポイントです。
そんな時に、コアサーバーも、ロリポップ!も、純資産661.79億円のGMOグループとしての安心感があり、大切なブログデーターを預けるのに十分な信頼性があります。
なお、ブリュの公式ブログでは、今までに、
を利用してきましたが、会社は異なってもすべてGMOグループの会社です。
レンタルサーバー選びの際に速度などのサーバー性能は大事ですが、その会社を信用できるのか?というポイントも含めて、レンタルサーバーを選んでみてください。
会社の信頼性で選ぶのなら、500円前後の価格帯においては、コアサーバーかロリポップ!のどちらかで決めてしまっても問題はないです。
コアサーバーの概要
コアサーバーは、GMOデジロック株式会社が運営しているレンタルサーバーです。
同社の最上級レンタルサーバーに位置しています。
→コアサーバー
(公式サイト)
コアサーバーの初期費用、月額料金と、WordPressの利用可能数について、下の表にまとめました。
ライトプラン CORE-MINI |
スタンダードプラン CORE-A |
ビジネスプラン CORE-B |
プレミアムプラン CORE-C |
|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 198円 | 397円 | 785円 | 3,167円 |
WordPress利用可能数 | 10個 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
コアサーバーの初期費用が無料なのは大きいです。
通常、レンタルサーバーの初期費用は数千円かかります。
この初期費用だけで数か月分のレンタルサーバー代になるのですから、それが無料となると本当にメリットが大きいです。
また、スタンダードなCORE-MINIでもWordPressは10個利用でき、月額397円のCORE-Aからは、WordPressが無制限に作成できます。
他のレンタルサーバーよりもコストパフォーマンスに優れています。
他のコアサーバーのメリットは、
- 月額198円からすべての機能を使える
- データセンターを東京と大阪で選ぶことができる
となります。
冒頭でも書きましたが、現在、ブリュの公式ブログではコアサーバーを利用しています。
具体的には、メインサーバー(ヘテムル 等)を東京のデータセンターで運営し、大阪のデータセンターとなるコアサーバーをバックアップ用サーバーと、ウェブサービス提供用サーバーとして利用しています。
これで、東京で大規模災害が発生した際には大阪のコアサーバーにデーターが残り、ブログは守られます。
逆に、ウェブサービスが万が一攻撃されたときには、ブログを運営している東京のデータセンターへの被害は一切ありません。
これだけメリットのあるリスク分散が、月額198円で行えるとなると、とても価値のあることです。
コアサーバーの魅力は、手軽にブログのリスク分散ができる点だといえます。
逆にコアサーバーのデメリットは、
- 管理画面が使いにくい
- 多機能な分、操作がややこしい
となります。
例えば、
- DNSレコードの設定
- DNSゾーンの設定
- サーバー番号の設定
というワードが良くわからない場合には、ひとまずロリポップ!が無難です。
ロリポップ!においては、こうした設定は不要です。
コアサーバーは、ロリポップ!よりも低価格な月額198円からWordPressが利用できるレンタルサーバーで、価格的にみると初心者向けに見えます。
コアサーバーは、確かにコストパフォーマンスも高いのですが、管理パネルを見ていると完全に上級者向けのレンタルサーバーです。
ロリポップ!の概要
ロリポップ!は、GMOペパボ株式会社が運営しているレンタルサーバーです。
ブリュの公式ブログでは、過去に2年間お世話になったレンタルサーバーです。
→ロリポップ!
(公式サイト)
ロリポップ!の初期費用と月額料金、そしてWordPresの設置可能数について、下の表にまとめました。
エコノミープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | エンタープライズプラン | |
初期費用 | 1500円 | 1500円 | 1500円 | 3000円 |
月額料金 | 100円 | 250円~ | 500円~ | 2000円~ |
WordPress設置可能数 | 利用不可 | 1個 | 30個 | 100個 |
ロリポップ!のメリットは、
- 管理画面が分かりやすい
- メールサポートが迅速
というところです。
コアサーバーのメールサポートは利用したことがないのでわからないのですが、少なくともロリポップ!のメールサポートは迅速です。
24時間以内に丁寧な返信があります。
また、ロリポップ!は、キャッチフレーズが「ナウでヤングなレンタルサーバー」としていることからわかるように、初心者の方でも手軽に始められるレンタルサーバーとして、運営されています。
そのため、これからブログを運営する方には非常にお勧めです。
逆にロリポップ!のデメリットと言えば、
- ウェブサーバーがHDD
という点です。
ロリポップ!よりも低価格となるコアサーバーでも、オールSSDで運営されています。
現在においていまだにウェブサーバーをHDDで運営しているのは、他のレンタルサーバーよりも見劣りするところでしょう。
ロリポップ!と似たスペックで、オールSSDのレンタルサーバーを使用するなら、同じGMOペパボが運営する上位モデルのヘテムル を利用する必要があります。
コアサーバーとロリポップ!の仕様の比較
次に、コアサーバーとロリポップ!の仕様の比較を行います。
ここでは、WordPressが利用できることを前提として、コアサーバーのCORE-MINI、CORE-A、ロリポップ!のライトプラン、スタンダードプランの比較を行います。
コアサーバー | ロリポップ! | |||
CORE-MINI | CORE-A | ライトプラン | スタンダードプラン | |
ウェブサーバー | Apache | Apache | Apache | Apache |
PHP動作モード | FastCGI | FastCGI | CGI | モジュール版PHP |
ストレージ | オールSSD | オールSSD | HDD データベースのみSSD |
HDD データベースのみSSD |
転送量 | 無制限 | 無制限 | 60GB/日 | 100GB/日 |
大きく異なるのはPHPの動作モードですね。
この点についても詳しく見ていきましょう。
コアサーバーとロリポップ!のスペックの詳細を比較
ウェブサーバーは両方Apache
ウェブサーバーは、コアサーバーもロリポップ!もともにApacheです。
Apacheは昔から存在するウェブサーバーであり、高速応答なのが特徴です。
逆に、Apache以外のレンタルサーバーとしては、
- Nginx
- LiteSpeed
があるのですが、これらのサーバーと比べると過負荷時の安定性で劣ります。
理由としては、Apacheはメモリ消費が激しいからです。
よって、コアサーバーもロリポップ!も、一人当たりに想定しているメモリに余裕がある限り、高速に応答します。
逆に、メモリが不足すれば、急に遅くなります。
ロリポップ!の場合ですが、おおよそ月1万PV程度が基準であると思えばいいでしょう。
PHP動作モードはロリポップ!がモジュール版PHPを採用!
ロリポップ!のスタンダードプランでは、モジュール版PHPが採用されています。
このモジュール版PHPとは、Apacheのみで採用されているPHPの動作モードであり、
Apache+モジュール版PHPが最速である
というのは断言できます。
じゃあ、なんで高額なレンタルサーバーはNginxやFastGCIを利用しているのかというと、理由は2つあり、
- サーバーの管理を容易にするため
- 大量アクセスに耐えるため
です。
モジュール版PHPは、ウェブサーバーとPHPの動作が一体化しているものです。
レンタルサーバーにおいては、複数人で1台のサーバーを共有する関係上、誰か一人が大きな負荷をかけると、他の人にも影響が出ます。
これを防ぐために、異常な負荷が発生した場合には、該当のプログラムを削除します。
しかし、ウェブサーバーと一体化しているモジュール版PHPでは、このあたりの管理が難しく、サーバー管理者のスキルがなければレンタルサーバーには導入できません。
ロリポップ!では、独自にチューニングしたモジュール版PHPを採用しており、モジュール版PHPの魅力である高速応答と、レンタルサーバーでの運用におけるリスクの軽減を同時に実現しています。
これはロリポップ! とヘテムル にだけ言えることであり、GMOペパボの職人技と評価できる、最大の強みといえます。
なお、FastCGIとLiteSpeed LSAPIは、モジュール版PHPとCGI版PHPの中間的な存在です。
連続アクセスの際にはPHPのプロセスが停止しないので実質的にモジュール版PHPとして動作しますが、アクセスが途絶えるとCGI版PHPと同等になり、遅くなります。
モジュール版PHPとFastCGIについて、気になる方は、次の記事も参考にしてください。
また、Apacheで大量アクセスに耐えるためには、大量のメモリが必要で、サーバー運営コストが大幅に上がります。
よって、高額なレンタルサーバーでは、メモリの増強を無しに大量アクセスに対応するための技術として、NginxやLiteSpeedが採用されています。
しかし、メモリが不足しない限りはApacheとモジュール版PHPの組み合わせが最もシンプルで高速なのです。
まとめると、
- モジュール版PHPを採用しているロリポップ!のスタンダードプランがずば抜けていい
- CGI版PHPのロリポップ!ライトプランには速度面で大きな魅力はない
- FastCGIのコアサーバーはCGI版PHP以上モジュール版PHP以下
となります。
これからブログを始める方なら、Apache+モジュール版PHPの強みを最大限に生かせます。
Apacheのレンタルサーバーを借りていて、アクセス数も増え、最近ブログが遅くなってきたと感じたときに、NginxやLiteSpeedを採用しているレンタルサーバーに移動するのが、一番賢いです。
ストレージはコアサーバーがオールSSD
ストレージに関しては、完全にコアサーバーの方が良いです。
コアサーバーはオールSSDに対して、ロリポップ!はHDDです。
SSDはHDDに比べて、
- 読み込み速度で36倍速い
- 書き込み速度で20倍速い
ので、これはどうしようもない差です。
モジュール版PHP+HDDのロリポップ!と、FastCGI+オールSSDのコアサーバーに関しては、互いに長所があり短所もある関係です。
無料お試し期間を利用して吟味する必要がありますね。
※記事の後半で実際の速度データーを記載しています。
コアサーバーの転送量は無制限!
転送量に関しては、コアサーバーが無制限です。
よって、コアサーバーは、転送量の制限が原因となってのサーバーダウンにはなりません。
しかし、転送量というのは、サーバーダウンにならないための制限値と考えてください。
よって、本来の速度を維持できる制限値ではないのです。
本来のサーバー速度を維持できる制限値とは、カタログ表記されている転送量よりもずっと低いです。
また、ロリポップ!の転送量は60GB/日、100GB/日なので、十分な大きさです。
コアサーバーにしても、ロリポップ!にしても、転送量制限の60GB/日や100GB/日に達する前に、確実にサーバー性能が低下します。
よって、コアサーバーとロリポップ!において、転送量の差を比較して優劣をつけることに関しては、大きな意味がありません。
なお、転送量の絡みもあるので、どのレンタルサーバーを選ぶにしても、1年契約がお勧めです。
3年は長すぎます。
基本的にレンタルサーバーとは、現在のブログ規模に対して最適なプランを選んでください。
そして、1年後にブログが成長し、サーバー性能に不足を感じたらより上位のプラン、あるいは他のレンタルサーバーへ乗り換えてください。
ブログは成長していくものですから、レンタルサーバーもグレードアップが必要です。
同じレンタルサーバーを長く使い続けるものではないという観点で選ぶのが大事です。
コアサーバーとロリポップ!の仕様の比較を総合して
コアサーバーとロリポップ!の仕様の比較を総合すると、
となります。
速度面に関しては一長一短なので、これは実際に速度を比較しなければわかりません。
次の項目で、Googleのツールを使って、コアサーバーとロリポップ!の実際の性能を比較していきます。
コアサーバーとロリポップ!の速度データー
では、実際にコアサーバーのCORE-Aプランと、ロリポップ!のスタンダードプランの実際の速度データーの比較を紹介します。
利用したのは、
- インストールしたてのWordPress
- プラグインはすべて削除
- テーマはWordPress公式のTwentyEleven(それ以外は削除)
です。
速度計測には、Googleが提供している速度計測ツールを利用しました。
なお、サーバーの速度計測に関しては、
- 同じサーバーに同居している他のユーザーの影響
- サーバーアクセスのの混雑状況
などにもより、テスト結果は偶然割り振られたサーバーアカウントにより変動があるので参考程度にご覧ください。
また、FastCGIを採用しているコアサーバーは、アクセスが途絶えた時(実質的にCGI版PHP)と、連続的アクセスの時(実質的にモジュール版PHP)とでは、サーバー側の応答速度は全く異なります。
コアサーバーについては、これら2通りについての速度計測が必要になる点にも注意してください。
試験環境のWordPressを作成後、サイトにアクセスせず30分以上放置し、FastCGIのプロセスを停止した状態と、その後続けて速度テストを行い、FastCGIが実質的にモジュール版PHPとしてふるまうときの両方の速度データーを測定します。
コアサーバーの応答速度FastCGI停止時(パソコン編)
まずは、コアサーバーの速度データーです。
WordPressにアクセスせずに、30分以上放置し、FastCGIのプロセスが終了し、実質的にCGI版PHPとしてふるまうときの、コアサーバーのパソコンアクセス時の応答です。
総合得点は89点です。
速度インデックス、つまり、サイトが完全に表示されるまでの時間は2秒です。
最重要項目となるサーバーの応答速度は遅いとなりました。
1.74秒の短縮が可能とのことです。
コアサーバーの応答速度FastCGI起動中(パソコン編)
次に、連続的にアクセスし、FastCGIが起動して、プロセスが停止されるまでの間に測定したデーターです。
このテストでは、実質的にFastCGIがモジュール版PHPとして動作しているときの速度データーとなります。
総合得点は99点です。
速度インデックス、つまり、ブログが完全に表示されるまでの時間は0.8秒です。
最重要項目となるサーバーの応答時間は220ミリ秒です。
ロリポップ!の応答速度(パソコン編)
次に、ロリポップ!のパソコンアクセス時の速度結果について紹介します。
総合得点は99点です。
速度インデックス、つまり、ブログが完全に表示されるまでの時間は0.9秒です。
最重要項目となるサーバーの応答速度は、370ミリ秒です。
コアサーバーの応答速度FastCGI停止時(モバイル編)
次にコアサーバーのモバイルアクセス時の速度です。
パソコン版と同様に、FastCGIが停止して、実質的にCGI版PHPと同等の振る舞いとなる状態でのテスト結果となります。
総合得点は84点です。
速度インデックス、つまり、ブログが完全に表示されるまでの時間は5.7秒です。
最重要項目となるサーバーの応答速度は遅いとなりました。
1.76秒短縮可能とのことです。
コアサーバーの応答速度FastCGI起動時(モバイル編)
次に、コアサーバーのモバイルアクセス時の速度結果を紹介します。
総合得点は98点です。
速度インデックス、つまり、ブログが完全に表示されるまでの時間は2.5秒です。
最重要項目となるサーバーの応答時間は270ミリ秒でした。
ロリポップ!の応答速度(モバイル編)
最後に、ロリポップ!のモバイルアクセス時の速度データを紹介します。
総合得点は96点です。
速度インデックス、つまり、ブログが完全に表示されるまでの時間は2.8秒です。
最重要項目となるサーバーの応答、370ミリ秒でした。
コアサーバーとロリポップ!の速度比較の結果
ここまでのコアサーバーとロリポップ!の速度結果について吟味します。
FastCGI停止時のコアサーバーとロリポップ!の速度比較
まずは、FastCGIが停止時、すなわち、FastCGIが実質的にCGI版PHPと同等の時のサーバー応答速度です。
測定項目 | コアサーバー | ロリポップ! | 優れているほう | |
パソコン | 総合得点 | 89点 | 99点 | ロリポップ! |
速度インデックス | 2.0秒 | 0.9秒 | ロリポップ! | |
サーバーの応答速度 | 遅い | 370ミリ秒 | ロリポップ! | |
モバイル | 総合得点 | 84点 | 96点 | ロリポップ! |
速度インデックス | 5.7秒 | 2.8秒 | ロリポップ! | |
サーバーの応答速度 | 遅い | 370ミリ秒 | ロリポップ! |
コアサーバーはFastCGIを採用しているので、アクセスが途絶えるとCGI版PHPと同等の性能になります。
その時には、ロリポップ!の方が性能が圧倒的にいいことになります。
また、アクセスが途絶えると急激に遅くなるFastCGIのコアサーバーに対して、ロリポップ!はモジュール版PHPを採用していることから、安定的な性能を発揮します。
経験上、ロリポップ!は月1万PV程度までは耐えれるので、ご自身のサイトが月1万PV以下であれば、迷わずにロリポップ!を選んだほうが高性能です。
FastCGI起動中のコアサーバーとロリポップ!の速度比較
次に、FastCGIが起動中、つまり実質的にFastCGIがモジュール版PHPと同等性能になるときの比較です。
測定項目 | コアサーバー | ロリポップ! | 優れているほう | |
パソコン | 総合得点 | 99点 | 99点 | 互角 |
速度インデックス | 0.8秒 | 0.9秒 | コアサーバー | |
サーバーの応答時間 | 220ミリ秒 | 370ミリ秒 | コアサーバー | |
モバイル | 総合得点 | 98点 | 96点 | コアサーバー |
速度インデックス | 2.5秒 | 2.8秒 | コアサバ― | |
サーバーの応答時間 | 270ミリ秒 | 370ミリ秒 | コアサーバー |
次に、コアサーバーのFastCGIが起動状態、つまり、連続的なアクセスがあり、FastCGIが実質的にモジュール版PHPと同等に動作しているときには、性能面ではコアサーバーの方が優れています。
PHPの動作モードに関してアドバンテージが無くなると、速度が逆転しています。
ロリポップ!は、やはりHDDサーバーがネックとなっているのでしょう。
まとめると?
個のコアサーバーとロリポップ!の速度比較をまとめるなら、
- いつでも安定して高速表示してくれるのはロリポップ!
- アクセスが連続的に続いているときに高速表示してくれるのはコアサーバー
といえます。
しかし、コアサーバーが実質的にモジュール版PHPと同等の動作をしても、ロリポップ!よりわずかに速いだけです。
コアサーバーのFastCGIがうまく起動しても、恩恵は小さいです。
アクセスの平均的な観点で行くと、ロリポップ!の方が総合的に高速応答すると考えられます。
まとめ
ここまで、コアサーバーとロリポップ!について比較してきました。
連続アクセス時に速くなるのはコアサーバー であり、どんな時でも安定的に速いのはロリポップ! です。
長々と書いてきましたが、メモリの不足がないという前提条件で行けば、
Apache+モジュール版PHPが安定的に最速
というのは間違いありません。
コアサーバーとロリポップ!の比較において、これからブログを始めるという方は、ロリポップ!を選んで間違いはないでしょう。
連続アクセスを期待できるブログであるならばコアサーバーを選ぶメリットもありますが、
- その場合であってもロリポップ!との性能差がわずかであること
- そんなにアクセスがあるなら、より上位モデルのレンタルサーバーを探したほうがよさそう
という2点が引っ掛かります。
以上、コアサーバーとロリポップ!の比較について参考になれば幸いです。