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今回は、宅ふぁいる便などのメール便の仕組みについての紹介と、宅ふぁいる便以外のメール便を紹介します。
目次
宅ふぁいる便の代わりになるメール便サービス
宅ふぁいる便が使えなくなって焦っている方も多いと思うので、まずは単刀直入に、宅ふぁいる便の代わりになるサービスを紹介します。
なお、これらのサービスについて、ブリュの公式ブログでは安全性を保障しません。
大量のデーターを扱うウェブサービスである以上、今回の宅ふぁいる便のように、ハッキング被害を受ける可能性もありますし、狙われている可能性も高いです。
基本的に重要データーはメール便の機能で送信することは控えてください。
firestorage
firestorageは、宅ふぁいる便に変わるサービスといえます。
運営会社は、ロジックファクトリー株式会社です。
容量無制限で利用できるのもうれしい点です。
ただし、SSL通信に非対応のため、通信中に情報が漏れる可能性はあります。
データ便
2004年より運営されているメール便サービスです。
運営機関が長く、株式会社ファルコが運営しており、企業実態もしっかりとしているので安心できます。
ただし、会員登録なしの場合には500MBの制限があります。
この容量を超えないのであれば、データ便を利用してもいいでしょう。
SSL化されているのも魅力です。
→データ便
他にもありますが、この2つで特に問題はないでしょう。
何度も書きますが、外部に漏れては困る重要なデーターは、メール便サービスでの送受信は行わないでください。
宅ふぁいる便というけど宅配しているわけではない!
宅ふぁいる便という名前のサービスですが、一般的なイメージのように宅配をしているわけではありません。
これらは、サーバー上にアップし、その情報を複数人で共有することで、あたかも宅配しているかのようなサービスを実現しています。
イメージ図とともに、メール便の仕組みを解説していきます!
まず、Aさんは送信したい巨大なデーターを持っています。
このデーターを、メール便サービスのサーバーにデーターをアップロードします。
そのアップロードしたデーターのURLをメールとして、他の人に送ります。
メールを受け取った人たちは、記載されたURLにアクセスすることで、メール便サービスにアップロードされたデーターを見ることができます。
よって、実際にデーターが送られてくるわけではなく、メール便サービスにアップされたデーターを複数人で共有するもの。
ある意味ドロップボックスに近い存在なのです。
メールで添付できないサイズのファイルを、メール便のサーバーを経由して相手に渡しています。
メールでは、メール便サーバーに格納されたファイルのURLのみを送信することで、メールの添付ファイルのサイズ制限に関係なく、あたかも巨大なファイルを送信できたかのようにするサービスです。
メール便サービスを運営するときの注意点
さて、メール便サービスは、非常に単純なサービスです。
それなら、自分で運営してみたい!と思う方もいるでしょう。
この時、注意しなければならないのが、アップロードされる巨大なデーターを扱うという点です。
したがって、メール便サービスは、並みのレンタルサーバーでは運営することはできません。
基本的に専用サーバーになるでしょう。
専用サーバーであっても、サーバーの性能が悪いと、サーバーダウンにつながります。
データーのダウンロードが過負荷になる
一番問題となるのが、データーをダウンロードされる時です。
ダウンロードされる時に、レンタルサーバーのデータ転送制限に引っ掛かる可能性があります。
また、専用サーバーで運営するにしても、同時に大量のアクセスがあった際に、いかに素早く処理できるかといった性能も必要です。
ストレージの問題も大きい
アップロードされる巨大なデーターについては、基本的にサーバーのストレージが大きければ対処できるでしょう。
しかし、超巨大なストレージを使うとなると、レンタルサーバーの場合には高コストです。
例えば、hetemlレンタルサーバーの場合には、200GBで月額800円です。
200GBで、何人分のユーザーのデーターを格納できるでしょうか?
動画データーなども許容する場合、一人でかなりの容量を使われることになります。
自前サーバーであれば、HDDを大量搭載することで対処できるかもしれませんが、なかなか難しい面もあるでしょう。
結局は、ユーザビリティと運営コストの兼ね合いを考えるのが結構難しいです。
メール便サービスは何で儲けている?
純粋に気になる方もいるはずです。
メール便などの無料サービスは、何のメリットがあって運営されているのか?
メール便のサービスなどは、基本的に広告収入です。
ユーザーが増え、広告が表示される回数や、クリックされる回数が増えれば、サービス運営者の収益も増えます。
この収益は、サーバーの運営などにおいての運営費に割り振られます。
サーバーの運営費などを差し引いた結果、黒字となっていれば、ビジネスとして成り立っていることになります。
だから、メール便サービスの利用者には、無料の範囲内で利用している場合であれば、料金が請求されることもありません。
よって、ウェブサービスの利用者の立場にとってみれば、料金は一切かからないので、必要な時に、安心してサービスを利用することができます。
無料サービスであっても、ビジネスとして成り立つ仕組みが、インターネットの世界では成り立っているのです。
宅ふぁいる便の代わりとなるサービスとメール便サービスの仕組みのまとめ
ここまで、宅ふぁいる便の代わりとなるサービスと、メール便サービスの仕組みについて紹介してきました。
ハッキングを受けた宅ふぁいる便は、現在運営が停止されています。
しかし、宅ふぁいる便に変わるメール便サービスも多数あります。
これらの中から、気に入ったものを利用するといいでしょう。
また、メール便のサービスについては、実際に宅配しているわけではなく、メール便サービスのサーバーにアップロードされたデーターを複数人で共有する、ある意味ドロップボックスのようなシステムであることを紹介しました。
メールで送れないような巨大なデーターを送受信できる、メール便サービスの仕組みがご理解いただけたと思います。
なお、最重要データーなど、外部に漏れては困る情報については、メール便サービスでの送受信早めてください。
データーそのものは、メール便サービスのウェブサーバーに保存されるものなので、万が一のセキュリティ面では非常に不安要素になります。
以上、メール便サービスについて、参考になれば幸いです。