みなさん、こんにちは!
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今回は、長いLANケーブルについて紹介します。
長いLANケーブルは、階数の離れた部屋や、遠く離れた部屋にネット回線を引き込むのに便利です。
今ではWiFiで無線接続することも多いかとは思いますが、やはり有線ケーブルの方が安定しますし、目に見えた物理的伝送経路の方が、セキュリティ面でも安心です。
そこで、今回は30m以上のLANケーブルについて、実際に使っているものを紹介します。
LANケーブルには数種類あるのですが、選び方を間違えないようにしてください。
結論を先に書くと、家庭向けではCat6Aが最高峰ですが高価格です。
必要十分な規格は、Cat6やCat5eです。
そして、UTPケーブルを選んでください(STPケーブルはダメ)。
目次
LANケーブルを選ぶときに見る種類
UTPケーブルとSTPケーブル
LANケーブルには、UTPケーブルとSTPケーブルがありますが、必ずUTPケーブルを選んでください。
UTPケーブルは、一般的にイメージしているLANケーブルで、ルーターに差し込むだけで使えるタイプになります。
STPケーブルはノイズ対策のために別途接地が必要なLANケーブルであり、主にデータセンター向けです。
そのため、必ずUTPケーブルを選んでください。
UTPまたはSTPは、LANケーブルに直書きされている場合もあります。
下の写真はバッファロー製のLANケーブルですが、Cat.6 – – – UTPと記載されていますね。
STPケーブルの速度は、UTPケーブルよりも高速な場合が多いです。
それは、STPケーブルをしっかりと接地(ノイズ対策)をしているから。
接地なしにSTPケーブルを使うと、逆にノイズ対策のシールドがノイズを発して、送信エラーが多発し、再送回数が多くなり、UTPケーブルよりも速度が落ちます。
カテゴリ
LANケーブルは、規格を示すカテゴリがあります。
カテゴリは、以下の通りになっています。
カテゴリ | 速度 | 伝送帯域 | 備考 |
Cat5 | 100Mbps | 100MHz | ※光回線は一般的に1Gbps |
Cat5e | 1Gbps | 100MHz | STP/UTP混在 |
Cat6 | 1Gbps | 250MHz | STP/UTP混在 |
Cat6A | 10Gbps | 500MHz | STP/UTP混在 |
Cat7 | 10Gbps | 600MHz | STPのみ |
Cat8 | 40Gbps | 2000MHz | STPのみ |
Cat5に関しては100Mbpsで、一般的な光回線の基準は1Gbps(=1000Mbps)です。
そのため、もう速度的に遅いので、購入する意味はありません。
そして、Cat7やCat8は高速ですが、STPケーブルなので、一般家庭では使用不可です。
そうしますと、住宅用としては、
- Cat5e:1Gbps
- Cat6:1Gbps
- Cat6A:10Gbps
あたりが狙い目です。
また表中にも記載しましたが、これらはSTPケーブルとUTPケーブルの2種類が販売されています。
必ずUTPケーブルを購入して下さい。
ちなみに、伝送帯域の違いは、道路でいうと車線にたとえられています。
伝送帯域が広いということは、
- 制限速度が同じ
- 車線が多い
ことと同じで、2車線よりも3車線の方が多くの車が並列してスムーズに走れるイメージと似ています。
つまり、帯域幅が広い方が、速度が同じでも、一度に多くの情報を送信できることになり、結果として同じ時間内で伝送できる情報量が多いことになります。
バッファロー製 Cat6 30m UTPケーブル
まずはバッファロー製のLANケーブルです。
Cat6なので、1Gbps対応のLANケーブルです。
一般家庭向けには十分な性能でしょう。
※参考に、光回線は1Gbpsです。
ツメが折れないタイプなので、長く使えそうです。
裏面には説明が書かれています。
長いLANケーブルに最適な設計になっているらしい。
開封してみると、淡いブルーです。
綺麗ですよ。
これが折れないツメです。
ツメが柔らかくて折れにくいですが、ルーター等から抜く際には、抜けにくさを感じます。
エレコム製 Cat6A 30m UTPケーブル
次にエレコム製のLANケーブルです。
Cat6Aなので、10Gbps対応です。
光回線が1Gbpsなのに、10Gbpsも不要じゃないかと感じるかもしれません。
しかし、自宅のLAN内のパソコン同士での通信などがある場合、内部の回線速度が爆速になります。
そのほか、今後の通信技術の発展まで踏まえて、先にハイスペック規格を購入しておくのもありです。
Cat6AはCat6よりも高価格ですが、基本的に消耗品ではなく1回買えば長く使えるので、今後主流になるCat6Aでそろえておくのも悪くはないです。
裏面には、LANケーブルの規格のことが書かれています。
Cat7以上は基本的にSTPケーブルになりますから、このCat6Aは一般家庭向け最速ケーブルになります。
カラーは濃いブルーです。
少し暗めのブルーですが、結構原色に近いカラーリングです。
ツメの部分は写真の通りです。
写真のように柔軟性のあるケーブルなので、配線もしやすいです。
まとめ
ここまで、長いLANケーブルについて紹介してきました。
最近はWiFiで接続する機会が多いですが、やはり、
- 安定性
- セキュリティ
を考えた場合、目に見える有線LANの方が優れています。
特にデスクトップPCなど、据え置き型の機器については、基本的には有線接続をお勧めします。
この記事では、私が実際に使っている30mのLANケーブルについて紹介しました。
どちらも日本メーカーなので安心です。
まずは、Cat6(バッファロー製):1Gbpsです。
一般家庭にはこれで十分です。
30mという超ロングなLANケーブルでも、お手頃な価格です。
・Cat6:1Gbps対応
・折れないツメで耐久性抜群
・ブルー/ブラックの2色
そして、Cat6A(エレコム製):10Gbps(家庭向け最高速)です。
自宅内のLANの高速化や、将来的な通信技術の発展まで見据えるなら、先に購入しておいても損はないでしょう。
ただし、Cat6よりも、それなりに高価格です。
・Cat6A:10Gbps対応
・最長50mのLANケーブル
・カラーはブルーのみ
以上、長いLANケーブルについて、参考になれば幸いです。