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今回は、遊戯王デュエルリンクスのルールで、タイミングを逃すについて説明します。
目次
タイミングを逃すのは任意効果
遊戯王には、強制効果と任意効果という2つの種類があります。
このうち、タイミングを逃すのは任意効果の方です。
また、任意効果の一部はタイミングを逃しません(後述)。
また、強制効果はタイミングを逃すことはありません。
しかし、カードのテキスト欄には強制効果や任意効果という文字は書いていないですよね。
これは、テキスト欄の文字を見て自分で判断しなければならない部分です。
強制効果と任意効果
強制効果と任意効果の違いについて解説します。
基本的に、強制効果は「発動する。」、任意効果は「発動できる。」となっています。
強制効果
強制効果は、「発動する。」と書いています。
例としては、伝説の白石があります。
テキストを抜粋します。
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/ドラゴン族/攻 300/守 250
(1):このカードが墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから「青眼の白龍」1体を手札に加える。
このように、伝説の白石には、「このカードが墓地に送られたときに発動する。」となっています。
つまり、強制効果となるため、墓地に送られたときには必ず発動します。
タイミングは逃しません。
任意効果
任意効果は、「発動できる。」となります。
例としては、エレファンがあります。
エレファンのテキストを抜粋すると、次のようになっています。
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/獣族/攻 500/守 300
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
ゲームから除外されている自分のレベル3以下の
獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を
選択して手札に加える事ができる。
このように、「手札に加える事ができる」となっています。
これが任意効果です。
任意効果は、「場合」と「時」で、さらに2種類に分かれます。
タイミングを逃すのは、「時」の方です。
任意効果も種類がある!
任意効果には2種類あります。
どちらも「発動できる。」なのですが、「~した場合に発動できる。」と「~した時に発動できる。」があります。
場合に発動できる任意効果
「場合に発動できる。」となっている任意効果は、発動も任意ですがタイミングを逃しません。
時に発動できる任意効果
「場合に発動できる。」となっている任意効果は、タイミングを逃します。
任意効果の「~時に発動」がタイミング逃す可能性がある!
以上のように、任意効果における「~時に発動できる」が、タイミングを逃す可能性があります。
例えば、「墓地に送られた時に発動する。」という任意効果の場合には、アドバンス召喚のためのリリース、儀式召喚のためのリリース、シンクロ召喚のためのリリースではタイミングを逃します。
一連の流れがあり、その間に割り込めないからですね。
タイミングを逃すことについて考える際には、テキスト欄を注意深く読んでみてください。
では、実際の例を見ていきます。
例:アドバンス召喚のリリース時にタイミングを逃すか否か
例として、アドバンス召喚の際のリリースでタイミングを逃すかどうかについて解説します。
例として、魔犬オクトロス、サイバー・エンジェル-弁天-、闇・道化師のペーテンで説明します。
魔犬オクトロス
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 800/守 800
「魔犬オクトロス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。
デッキから悪魔族・レベル8モンスター1体を手札に加える。
サイバー・エンジェル-弁天-
儀式・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻1800/守1500
「機械天使の儀式」により降臨。
(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
そのモンスターの元々の守備力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。
デッキから天使族・光属性モンスター1体を手札に加える。
闇・道化師のペーテン
効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻 500/守1200
(1):このカードが墓地へ送られた時、墓地のこのカードを除外して発動できる。
手札・デッキから「闇・道化師のペーテン」1体を特殊召喚する。
魔犬オクトロスの場合
魔犬オクトロスをリリースしてアドバンス召喚した場合、魔犬オクトロスの効果は強制効果であるため、アドバンス召喚後に発動します。
アドバンス召喚の後に、星8の悪魔族モンスターをデッキから手札に加えます。
タイミングは逃しません。
サーバー・エンジェル-弁天-の場合
サイバー・エンジェル-弁天-をリリースしてアドバンス召喚した場合、サイバー・エンジェル-弁天-の効果は任意効果ですが、「リリースされた場合に発動できる。」なので、アドバンス召喚後に発動するかどうかを任意で決めることができます。
タイミングは逃しません。
闇・道化師のペーテンの場合
闇・道化師のペーテンをリリースしてアドバンス召喚した場合、闇・道化師のペーテンの効果が任意効果であることと、「~墓地に送られたときに発動できる。」なのでタイミングを逃します。
アドバンス召喚の流れは、
①闇道化師のペーテンを墓地に送る。
②アドバンス召喚する。
の流れであり、闇・道化師のペーテンが墓地に送られたときは、アドバンス召喚の一連の流れの途中です。
この時に発動タイミングを逃していることになります。
リバース効果は強制効果だからタイミングは逃さない
注意点として、リバース効果は強制効果なのでタイミングは逃しません。
例として、デスハムスターを見てみます。
リバース・効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻 900/守 600
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「デスハムスター」1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
リバースした場合に発動できる。とあり、一見すると任意効果に見えます。
しかし、デスハムスターはリバース効果なので強制効果です。
この場合、リバースして強制発動しますが、効果を適用するかが任意なだけです。
なんだか遊戯王の特殊ルールみたいになっていますが、「リバース効果だけは例外で、タイミングは逃さない」と覚えておいてください。
その上で、「発動できる」と書かれている場合には、効果を適用するかどうかを任意に決めることができます。
遊戯王デュエルリンクス タイミングを逃すのまとめ
ここまで、遊戯王デュエルリンクスのルールのうち、タイミングを逃すについて説明してきました。
遊戯王はルールが複雑な面もあり、理解が難しい部分もありますが、複雑なルールが絡み合った中に面白いコンボを発見したりします。
カードテキストをよく読んで、トリッキーなデッキを作成して楽しむのもありですよ。
以上、遊戯王デュエルリンクスのタイミングを逃すについて、参考になれば幸いです。