.infoドメインの意味と迷惑メールの可能性が高い理由と取得を避けるべき理由を解説!

みなさん、こんにちは!

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今回は、.infoドメインで迷惑メールの確率が高い理由について紹介します。

なお、.infoドメインの迷惑メールの可能性が高いだけであり、100%迷惑メールではありません。

ただし、.infoドメインが迷惑メールに使われる原因はありますので、そのあたりも含めて解説していきます。

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.infoドメインが危険なわけではありません!

初めに書いておくべきこととして、.infoドメインが危険なわけではありません。

.infoドメインの意味は情報を意味しているのですが、.com、.net、.orgなどと違い、最初からコンテンツに関しての制限がありませんでした。

.infoドメインは、ただ単純に印象が悪いだけです。

印象というのは、.infoドメインに対しての嫌悪感というのもあるでしょう。

理由を考えてみれば、一般的に、

  • .comなどの主要ドメインに対して4文字であること
  • インフォという響きが情報商材っぽくて怪しい
  • 迷惑メールに多用されている

というのがあるでしょう。

.infoドメイン自体はgTLDと呼ばれるドメインであり、世界中の誰でも制限なしに取得できるドメインです。

よって、.comや.netなどと、ドメイン取得における差はありません。

実際に.infoドメインは身近に存在していて、大手ショッピングモールのイオンは、aeon.infoという.infoドメインを利用しています。

イオン公式サイト(aeon.infoと.infoドメインが利用されています。)

したがって、.infoでもマトモなサイトはありますし、結局悪用されているだけで、.infoドメインが悪いわけではないのです。

この点については、先に理解しておいてほしい点です。

.infoドメインが迷惑メールに使われやすい理由

.infoドメインが悪いわけじゃなく、ただ悪用されているだけであること書いてきました。

ただ、やはり.infoドメインが迷惑メールに利用されやすい原因はあります。

それが価格の安さ

やっぱり、人間社会は表も裏も、どの世界でも現金主義なもので、単純に.infoが安いから悪用されるんです。

特に迷惑メールなどで使われるドメインは使い捨てなので、低価格こそ正義の世界になってきてしまうんですね。

以下、詳細を説明していきます。

ドメイン取得はお金がかかる

ブログを運営していない方などにとってはあまりなじみのないドメイン、すなわちURLの部分のことですが、これは取得するのにお金がかかります。

当サイトでいえば、brionac-yu-yake.netの部分が、ドメインになります(.netドメインを取得しています)。

ドメインには、取得費用、更新費用が発生し、

  • 取得費用→最初の1年間ドメインを利用する料金
  • 更新費用→2年目以降もドメインを継続利用する料金

となります。

ドメインの料金は1年単位で発生しますので、ドメイン取得の初年度はドメイン取得費用のみ、以後1年ごとにドメイン更新費用が発生します。

ここで、.infoは取得費用が異様に安いドメインなのです。

.infoドメインと他のドメインの価格を比較

例えば、日本の大手ドメイン取得サービスであるスタードメイン で価格を調べてみました。

ドメイン名 取得費用 更新費用 移管費用
.com 880円 1,180円 1,180円
.net 1,180円 1,380円 1,380円
.org 1,380円 1,380円 1,380円
.info 380円 1,480円 1,480円
.biz 1,480円 1,480円 1,480円
.jp 2,360円 2,360円

※価格は2019/12/8現在

※移管費用とは、ドメイン管理会社を変更する際に発生する費用であり、通常は発生しない料金です。

上記の表を見ていただけると明らかなのですが、他のドメインが1,000円程度なのに対し、.infoドメインだけ380円と、異様な安さがあります。

.infoドメインを更新すると、更新費用が1480円かかり、他のドメインとの価格差がなくなります。

よって、迷惑メール送信者は、.infoドメインを取得し、1年後に契約更新せずに捨てる、そして別の.infoドメインを安く取得し、1年後に再び捨てる・・・と繰り返すことで、迷惑メールの運営コストを抑えているのです。

ブラックリスト登録を回避する目的もある

なお、.迷惑メール送信者がinfoドメインを取得しては手放し、ドメインの交換サイクルを早めることは、ブラックリスト登録を防ぐ目的もあります。

迷惑メールを送信しているアドレスであれば、Googleなどにブラックリスト登録されます。

すると、迷惑メール内のリンクへのアクセスがブロックされたりするので、騙せるはずの人をだませなくなるという問題が発生します。

よって、迷惑メールを送信するドメインやIPアドレスの交換サイクルを早めることで、Googleのブラックリスト機能が追いつかない速度で、次々ドメインを取得していくのです。

.infoドメインが迷惑メールに利用されやすいのは、

  • .infoドメインの新規取得価格の安さ
  • ブラックリスト登録を回避して騙しやすくする

この2つの理由が、いい具合に重なるからなんですね。

.infoドメイン側の対策

.infoドメインは迷惑メールに多用されるドメインの代名詞となっていますが、.infoドメインも黙っているわけではありません。

.infoドメインはアメリカのAfiliasという会社が管理しています。

インターネット上にはブラックリストの機能がありますから、.infoドメインがブラックリストに登録されているIPアドレスで運用されていた場合、強制的に利用停止し、ドメインを無効化する対処が行われます。

これによって、ドメインそのものが無効化されるので、迷惑メール送信者のドメイン所有権のはく奪になるわけです。

ただ、この制度の問題は、一般の利用者が.infoドメインを利用できなくなるということになり、結局迷惑メールのような使い捨てドメインでした利用されないという、悪循環が発生しています。

.infoドメインの取得を避けるべき理由

総合的に判断して、一般利用者が.infoドメインを取得するべきではないです。

先ほども書きましたが、いつ強制停止されるかわかりません。

それも、.infoドメインを管理しているAfiliasの一方的な勘違いで停止させられる可能性も十分にあります。

特に、共用のレンタルサーバーを利用している場合、同じレンタルサーバー利用していれば、IPアドレスは同じです。

この時、他のユーザーが悪事を働いてIPアドレスがブラックリスト入りしたり、怪しい動きをしたら、関係のないあなた自身のドメイン所有権がはく奪されることになります。

記事更新を続けてきたブログが、一瞬で吹き飛ぶことになりますから、.infoドメインは取得しないほうがいいです。

まとめ

ここまで、.infoドメインが迷惑メールに多用される理由について紹介をしてきました。

.infoドメインが悪いのではなく、ドメインが悪用されているだけです。

しかし、悪用されやすい理由も、.infoドメインはあります。

怪しいかどうかはある程度直感的に判断する必要性もあるのですが、この記事をご覧いただいているようなセキュリティ意識の高い方は、ノートンに代表される高性能なウイルスセキュリティソフトを導入しておけば、危険なメールを開いてしまってもブロックしてくれるので、心配なら利用してみましょう。

以上、.infoドメインが迷惑メールである可能性が高い理由について、参考になれば幸いです。