Google ChromeがBetter Adsに対応。不適切な広告配置は無効化されます。

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今回は、ブログ収益化のかなめとなっている広告掲載について、新しい規制が適用されることについて紹介します。

Better Adsというものが採用され、ユーザーにとって不適切となる広告はすべて無効化されます。

なお、内容をざっと見ましたが、健全なサイト運営をしている方には特に問題がないようです。

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Google Adsenseに届いたメッセージ

Google Adsenseで収益確認をしていたところ、メッセージ欄が赤くなっていました。

このマークを見ると、一瞬ドキッとするのは、ブログ運営者の方あるある話かもしれません(笑)

読んでみると、Better Adsに関すること。

Better Ads 標準のグローバルでのサポートについて。7 月 9 日より、Better Ads 標準は全世界の Google Chrome でサポートされます。広告が Better Ads 標準に準拠していないと、Chrome ブラウザでフィルタされる可能性があります。

よくわかりませんよね?

ということで、Better Adsについて、調べてみました。

Better Adsとは何か?

Better Adsは北米発祥のシステム

Better Adsというのは、不適切な広告掲載を無効化するシステムの様です。

北米発祥であり、北米ではすでに導入が進んでいるようです。

日本に参入するのが遅れた理由としては、不適切な広告の判定基準が北米のユーザーを対象に判定しているからだそうですね。

つまり、北米感覚での不適切と、日本の感覚における不適切がこと案る可能性があるので、導入されていなかったようです。

悪質で目障りな広告はすべてブロックされる

Better Adsの目的は、悪質で目障りな広告はすべてブロックされる点にあります。

広告を見たくてネットサーフィンをする人はいないでしょう。

同時に、目障りな広告枠に出稿してしまった広告主のイメージは悪くなります。

したがって、悪質な広告はユーザーと広告主の双方にとってデメリットしかないので、排除されて当然といえます。

広告の本当の在り方は、

  1. ウェブサイトやブログ内の内容に満足し、
  2. ユーザーの目的が満たされた後に、
  3. ふと目に止まった広告を自然とクリックする

という流れが理想です。

したがって、過度に広告のクリックを誘導するサイトを運営している方は、今すぐに広告掲載の方法を再検討するべきだと言えるでしょう。

Better Adsでブロックされる広告の一例:デスクトップ編

ポップアップ広告

ポップアップ広告は、ページを開いた時に「×」ボタンとともに現れる広告です。

Google Adsenseでいえば、全画面広告が該当しそうな気がしますが・・・

誤クリックすることも多いし、何しろ記事が全く見えませんので、嫌われている広告です。

ポップアップ広告

音声付き動画広告の自動再生

音声付き動画広告の自動再生は迷惑ですよね。

急に音が出たら迷惑極まりないです。

Yahoo!JAPANのトップページの動画広告はアウトなのでしょか?

音声付き動画広告の自動再生

カウントダウン付きプレスティシャル広告

ポップアップ広告のカウント付き広告です。

何秒後に記事を表示というタイプの広告です。

YouTubeでスキップできない広告がありますよね。

あのイメージだと思います。

カウントダウン付きプレスティシャル広告

大きなスティッキー広告

スティッキー広告は、スクロールしても同じ位置に表示され続ける広告です。

一番分かりやすい例が、モバイルアンカー広告のデスクトップ版といったところでしょう。

大きなスティッキー広告

Better Adsでブロックされる広告の一例:モバイル編

次に、モバイルの時にブロックされる広告の種類について見ていきます。

ポップアップ広告

デスクトップと同じです。

スマホの場合には特に誤クリックが多く、ブロックするまでもなくユーザーが離脱してしまう可能性が高いので、おすすめできない広告です。

ポップアップ広告

プレスティシャル広告

デスクトップと同じです。

プレスティシャル広告

広告比率が30%以上

広告比率が30%以上のものは無効化されます。

これはスマートフォンの画面サイズに対してではなく、記事全体に対しての割合で見ています。

具体的には、スマートフォン表示の際のページの高さに対して、広告の占める高さの割合を算出しています。

(原文:英語)

Ads that take up more than 30% of the vertical height of a page. Ad density is determined by summing the heights of all ads within the main content portion of a mobile page, then dividing by the total height of the main content portion of the page.

(Googleによる翻訳)

ページの縦の高さの30%以上を占める広告。広告密度は、モバイルページのメインコンテンツ部分内のすべての広告の高さを合計し、次にページのメインコンテンツ部分の高さの合計で割ることによって決定されます。

したがって、Google Adsenseのレスポンシブ広告において、スマホの横幅いっぱいの大きな広告が表示され、画面の半分程度を広告が占領しても、ブロックの対象にはならないようです。

広告比率が30%以上

アニメーション広告の点滅

点滅は目障りなので、ブロックされて当然でしょう。

このイメージ画像だけでも、ずっと見ていると目がちかちかします。

アニメーション広告の点滅

音声付き動画広告の自動再生

スマホの場合には、動画広告は死活問題です。

拒否できない強制広告の上に音声付き動画が流れて、場合によっては恥ずかしい思いもするでしょう。

また、動画の通信料はユーザー持ちなのだから、これも迷惑な話です。

音声付き動画広告の自動再生

カウントダウン付きポスティシャル広告

デスクトップ版と同じことです。

カウントダウン付きポスティシャル広告

フルスクリーンスクロールオーバー広告

スクロール時にコンテンツを隠すように表示される広告です。

基本的にコンテンツを隠すような広告はブロックされると思ってください。

全画面フルスクリーンスクロールオーバー広告

大きなスティッキー広告

巨大なアンカー広告も目障りです。

Google Adsenseのアンカー広告はサイズが小さいので大丈夫でしょう。

大きなスティッキー広告

なお、必ず公式の発表も確認してください。

Better Ads公式(英語)

2019年7月からGoogle ChromeはBetter Adsに対応

このBetter Adsのシステムが、2019年7月からGoogle Chromeに導入されることになりました。

迷惑な広告掲載はユーザーにとっての不利益だけではなく、広告主のイメージ面にもダメージがあります。

そのため、こうした悪質な広告掲載は排除されるとともに、インターネットの世界がより健全化していくことが求められます。

極端な話、Google Adsenseの規約を守っていれば大きな影響はない?

Google Adsenseは、コンテンツを妨げるような広告の表示、および誤クリックを招くような広告掲載は、規約によって禁止されています。

したがって、今回のBetter Adsにおいて、一部のGoogle Adsenseの機能には問題が生じる可能性がありますが、ウェブサイトの収益化の面において大ダメージにはならないでしょう。

健全なサイトしか生き残れないような世界が、着実に構築されていっています。

ユーザー目線での適切な広告配置を・・・!

何のためにブログを書くのかを思い出してください。

稼ぎたいからですか?

違いますよね。

自分自身の考えなどを積極的に発信するためにブログを運営しているんですよね。

つまり、ユーザーのことを第一に考えて、適切な広告配置を行ってください。

ブログの収益化に関しては、否定しません。

しかし、悪質なブラックハットSEOも淘汰され、悪質なPPC広告も排除され始めています。

SEOにしても、PPCにしても、健全なサイトしか生き残れないような世界が、着実に構築されていっている点は、十分に心得ておく点だといえます。

Google ChromeがBetter Adsに対応。不適切な広告配置は無効化されます。のまとめ

ここまで、Google ChromeがBetter Adsに対応することについて紹介してきました。

基本的に、不適切な広告はすべて無効化されます。

広告が主体となっている場合や、広告に対してアクションを起こさなければコンテンツを見ることができないような掲載方法は、すべて無効化されます。

特にモバイル広告の規制は厳しく、誤クリックを誘うような配置、動画広告はユーザーにデータ通信料の負担が生じることもあり、特に厳しいでしょう。

広告を見るためにサイトを閲覧しているユーザーはいません。

あくまでコンテンツが最重要点であり、目に止まった広告をクリックしてもらう。

そんな健全なインターネット社会に、また一歩近づいたのではないでしょうか?

以上、Google ChromeのBetter Adsへの対応について、参考になれば幸いです。