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今回はWordPressのバックアップとして最適なDropbox Plusについて紹介します。
Dropbox Plusは2TBの容量を誇るオンラインストレージです。
また、Dropbox PlusのライセンスをDropbox公式サイトで購入するよりも、ソースネクスト経由で購入、さらにはAmazonや楽天市場で購入した場合、Dropbox Plusの機能をそのままに、お得になるので、より低価格でバックアップ用のストレージを用意できます。
ぜひ、最後まで読んでください。
目次
公式よりソースネクスト・Amazon・楽天市場のほうがお得です
Dropbox Plusの購入を検討している方は、Dropbox公式ページからライセンスを購入するのではなく、Amazonや楽天市場から購入したほうがお得になります。
Dropboxのライセンス価格表です(2019年10月20日現在)。
1か月 | 3年 | 公式との価格差(3年) | |
Dropbox公式価格 | 1,200円 | 43,200円 | — |
ソースネクスト | 1,063円 (月割り価格) |
38,280円 | -4,920円 |
Amazon.co.jp | 1,063円 (月割り価格) |
38,280円 | -4,920円 |
楽天市場 (ソースネクスト公式ショップ) |
1,044円 (月割り価格) |
37,584円 | -5,616円 |
なお、ソースネクスト公式ショップ、Amazon.co.jp、楽天市場(ソースネクスト公式ショップ)でライセンスを購入した場合には、3年契約のみとなります。
Dropbox公式では1か月単位での契約が可能です。
長くDropboxを使う気であるならば、3年ライセンスを購入したほうがお得になるのでお勧めです。
※どの方法でライセンスを購入しても機能は全く同じです。
※Dropbox公式サイトでの決済方法はクレジットカードのみとなります。
※3年契約のライセンスを購入した場合には、3年後再びライセンスを購入することでDropbox Plusを継続利用できます。
※価格は変動する可能性があるため、それぞれの販売ページで最新の価格をお確かめください。
Dropboxとは
Dropboxとは、アメリカのDropbox, Inc.が運営しているオンラインストレージです。
パソコンやiPhoneと同期させることでローカルストレージの使用量を削減できたり、外出先でも作業データを閲覧できるといったメリットがあります。
そのほか、共有機能というものもあり、特定のフォルダやファイルに対して、作業グループで共有することもできます。
セキュリティ面についても完璧であり、すべての接続が暗号化されたSSL接続を行うなど、徹底されており、大企業でも導入実績のあるオンラインストレージとなります。
Dropboxには無料版と、有料版のDropbox Plusがあります。
この違いについて解説します。
無料版Dropbox
無料版のDropboxは容量が2GBとなります。
まずは無料アカウントを取得して、使い心地を試してみるのがいいでしょう。
ただ、2GBというと、WordPressのバックアップにおいての十分な容量ではありません。
本格的にバックアップを行うとなれば、有料版のDropbox Plusを利用することになります。
有料版Dropbox Plus
有料版はDropbox Plusという名前になります。
容量は一気に2TBになります。
2TBとは2000GBのことなので、無料版の1000倍ですね。
これだけあれば、WordPressが1サイトだけなら過去半年分ぐらいは余裕でバックアップが可能です。
いつでもサイバー攻撃を受けれる態勢になったというわけです。
もうサイバー攻撃、ハッキング・クラッキングはウェルカムですね(笑)
そのほか、スマートシンクなどといった機能も追加されます。
スマートシンクとは、ローカルフォルダ内でずっと使っていないファイルに関しては、無意味にストレージを圧迫する原因になります。
そういった一定期間使っていないファイルを自動的にDropboxのオンラインストレージに移動させ、ストレージの空きを増やす機能です。
私はこうした追加機能については使っていないのですが、「そういった機能もあるよ~」程度で頭の片隅にでも入れておいてください。
Dropbox Plusをバックアップに用いるメリット
さて、期限付きのオンラインストレージに出費することにもったいなさを感じている方は多いのではないでしょうか?
私自身もそうでした。
例えば、3年契約のDropbox Plusは38,000円ほど。
しかも、3年後には使えなくなってしまうので、掛け捨ての保険に近いところがあります。
これだけの金額であれば、外付けHDDを購入したほうが、資産価値があるような気がしますよね。
この点について、オンラインストレージであるDropbox Plusに投資するメリットを4点紹介します。
オンラインストレージである重要性
そもそも、Dropbox Plusでは、オンラインストレージであるという最大のメリットがあります。
WordPressプラグイン BackWPupでは、自動でバックアップを行うことができるのですが、対象となるストレージがインターネットに接続されていなければなりません。
個人で購入した外付けHDDに保存する場合を考えてみましょう。
この場合には、サーバー内部にバックアップデーターを作成した後、FTPなどで手動でダウンロードしなければなりません。
これが非常に手間です。
しかし、Dropbox Plusなどのオンラインストレージであれば、インターネット接続されているストレージですから、BackWPupが自動でアップロード作業までを行ってくれるのです。
そして、バックアップデータが必要になった際に初めて手動でダウンロードすればいいわけです。
違いを簡潔にまとめれば、
- 外付けHDD:毎日バックアップデータを手動で保存する
- Dropbox Plus:毎日バックアップデータを自動でを保存できる。バックアップデーターが必要な時にだけ手動でダウンロードする
WordPressを導入する最大のメリットは、記事作成以外の自動化にありますから、バックアップは全自動で行いたいものです。
その時にオンラインストレージのDropboxが重要になるんですね。
オンラインストレージのDropbox Plusを導入する最大のメリットがご理解いただけると思います。
Dropboxだけのメリット
数多くあるオンラインストレージですが、Dropboxに関しては次のメリットがあります。
- WordPressプラグインBackWPupに対応している
- すべての接続がSSL(暗号化)接続になる
ひとつづつ見ていきましょう。
まず、WordPress自動バックアッププラグインは、Dropboxへの保存に対応しています。
オンラインストレージといえば、GoogleドライブやYahoo!ボックスなどもありますが、残念ながらBackWPupが対応しておりません。
すべてを自動化するという意味で、BackWPupプラグインの対応状況を見る限り、Dropbox以外は無意味です。
次に2つ目です。
Dropboxに対応するアプリは、すべてSSL接続に対応しなければならないという規約があります。
Developer Appを介してDropboxとの間で送受信されるすべてのデータに対して、デフォルトで有効になっているSSLまたはTLSなどの安全な通信プロトコルとHypertext Transfer Protocol Secure(HTTPS)を使用します。
引用元:Dropbox開発者の利用規約(英語)
※上記引用文はGoogle翻訳を行っております。
SSL接続とは、通信経路を暗号化する技術のことです。
暗号化していない通信(平文通信)では、通信経路において、第三者に内容を見られる可能性があります。
WordPressのバックアップデータには、データベースへの接続情報を含んだwp-config.phpファイルがありますから、平文接続でバックアップを行うことはデータベース接続情報を自ら漏洩させる行為と同じです。
その点、Dropboxは、SSL接続可能なアプリしかDropboxに接続できるアプリとは認めないことを規約としています。
SSL接続によって暗号化されていれば、通信経路において誰かにバックアップデータを見られても解読が不可能になります。
よって、BackWPupによって、安全にバックアップを行うことができるのです。
自然災害に強いデータセンター所在地(アメリカ本土)
Dropboxのデータセンターは、アメリカ本土にあります。
近年、災害大国の日本においては、自然災害に対するリスクが高まっています。
例えば、首都直下地震・東南海地震・火山の噴火など、近い将来確実に災害が起こります。
さらには、ニュースでも流れているように、台風での浸水、異常な大雨による河川の氾濫による浸水、液状化、地震による津波、停電など、リスクがあまりにも高いです。
日本国内で運営されているレンタルサーバーの所在地も、ほとんどが東京に集中しています。
東京は首都直下型地震や荒川に囲まれ、さらには海に近い立地と、大災害の条件がそろっています。
一部は大阪や北海道石狩市など、分散させているレンタルサーバーもありますが、果たして大阪や石狩が本当に安全といえるでしょうか?
大阪でも地震は発生していますし、北海道ではブラックアウトを経験しています。
たとえ大災害で日本の機能が停止しても、太平洋を挟んだアメリカには影響はないでしょう。
Dropboxを利用して、アメリカ本土でバックアップデータを保存することが、自然災害に対する究極のリスク分散といえます。
それが、月額1200円という現実的な価格で行えるのだから、コストパフォーマンスが高いと思いませんか?
過去30日間のバックアップデータ復元機能
最後に、本当にサイバー攻撃を受けた場合を想定しましょう。
WordPressを運営しているサーバーのコントロールそのものがダッシュされた場合を考えます。
この時に、信用できるデータとは何になるでしょうか?
当然ながら、サーバー内の全データは汚染されており信用できませんね。
じゃあDropboxで保存しているデータはどうか?
これも、現実的には信用できません。
汚染されたサーバー内の、BackWPupがDropboxへのアクセス権を持つわけですから、サイバー攻撃者がDropboxへのアクセスを行えないという保証はないのです。
それだったらDropboxは意味がないじゃないか!ってなりますけど、この時に過去30日間の自動バックアップデータからの復元機能が役立ちます。
サイバー攻撃を行った人は、BackWPupに与えた範囲でしかアクセス権を持ちません。
そこで、バックアップデータに関しては、BackWPupはアクセス権を持っていないのです。
バックアップデータを復元・編集するには、ブラウザからDropboxの公式サイトにログインし、正規の手順を踏むしか無理です。
よって、
- レンタルサーバー内のデータをすべて削除し、
- Dropboxのデータもすべて削除する
- その上でDropboxの自動バックアップデータから、サイバー攻撃を受けるまでのファイルを復元
すれば、100%汚染のないデータを取得できます。
下のアクセス権を付与している図を見てください。
通常の一般ユーザーは、①の経路でアクセスします。
そして管理人はパスワード認証を利用して、③④⑤のアクセス権を持っています。
レンタルサーバーはDropboxにバックアップデータを送るために、②のアクセス権を持っています。
そして、Drtopboxの自動バックアップシステムは⑥の経路でアクセスを行います。
そして、②のレンタルサーバー経由のアクセスでは、Dropboxのシステムから⑦の経路で自動バックアップデータにアクセスできません。
自動バックアップデータへのアクセスには、⑤の経路で示したユーザー権限が必要になります。
よって、自動バックアップデータに関しては、ご自身のメールアドレスやパスワードが流出しない限りは安全であり、2段階認証も導入すれば、100%安全に近い状態を維持できます。
万が一サイバー攻撃を受けた際のリカバリ方法が、Dropboxには備わっているのです。
これは本当に素晴らしい機能ですよ。
レンタルサーバー会社で提供されている、自動バックアップ機能と同等の機能になります。
レンタルサーバーの自動バックアップデータは、FTPからアクセスできませんよね。
必ずコントロールパネルにログインする必要があります。
Dropboxの自動バックアップ機能も同じことです。
公式サイトからの価格は月額1200円
さて、魅力的なDropbox Plusですが、dropbox公式サイトで購入する場合には、月額は1200円となっています。
支払い方法はクレジットカード決済のみとなり、その後は自動更新となります。
なお、1200円となるのは年払いを選択した場合のみです。
月払いの場合には、1500円となります。
Dropbox公式サイトのライセンス価格(2019年10月現在)
1か月料金 | 1年料金 | 3年料金 | |
月払い | 1,500円 | 18,000円 | 54,000円 |
年払い | 1,200円 | 14,400円 | 43,200円 |
年払いにしたほうがお得です。
なお、冒頭でもお伝えしましたが、3年以上使用する場合にはソースネクストなどで購入したほうが圧倒的に低価格になります。
ソースネクストなどで購入すると安い!
Dropboxを3年以上利用する場合には、ソースネクスト、Amazon、楽天市場で購入したほうがお得です。
Dropboxのライセンス価格表です(2019年10月20日現在)。
1か月 | 3年 | 公式との価格差(3年) | |
Dropbox公式価格 | 1,200円 | 43,200円 | — |
ソースネクスト | 1,063円 (月割り価格) |
38,280円 | -4,920円 |
Amazon.co.jp | 1,063円 (月割り価格) |
38,280円 | -4,920円 |
楽天市場 (ソースネクスト公式ショップ) |
1,044円 (月割り価格) |
37,584円 | -5,616円 |
これらのライセンスであっても、Dropbox Plusの機能に制限はありません。
公式サイトで購入したライセンスと全く同じ条件で使用できます。
ポイントなども考慮すれば、Amazon.co.jpか楽天市場で購入したほうがいいでしょう。
私もDropbox Plusを利用していますが、販売価格が最も安かった楽天市場で購入しました。
入金確認後即日発送され、対応も早かったです。
まとめ
ここまで、WordPressのバックアップ先として最もおすすめなDropbox Plusについて紹介してきました。
Dropbox Plusでは、2TBの容量と、30日間の自動バックアップデータからの復元機能があります。
こうした強力なバックアップ体制を行うことで、WordPressへのサイバー攻撃に備えてください。
以上、バックアップに最適なオンラインストレージであるDropbox Plusについてでした。
なお、WordPressの自動バックアッププラグインとして、BackWPupを導入していない方は、BackWPupの導入方法の記事も参考になると思います。