みなさん、こんにちは!
ブリュの公式ブログ.netにお越しいただきまして、ありがとうございます。
このサイトでは、ITについて特化したサイトを運営しています。
無料ブログでは、ブログ運営会社から無料のURLを貰うことができます。
その時のURL形式として、サブドメイン形式とサブディレクトリ形式があるのをご存知でしょうか?
趣味ブログでコミュニティを重要視するのであれば関係ないのですが、検索結果において上位を狙うという意味では、サブドメインとサブディレクトリの違いが需要になります。
今回は、サブドメイン形式とサブディレクトリ形式の、メリットとデメリットについて紹介していきます。
目次
無料ブログのURL構造の違い
無料ブログ利用時に、ブログ運営会社から配布されるURLは、構造によってサブドメイン形式とサブディレクトリ形式に分けることができます。
どちらの場合であっても、ブログ運営会社の独自ドメインをベースにしたURLの構造であり、所有権そのものはブログ運営会社が持つものになります。
サブドメイン形式
ブログ運営会社がexample.comというドメインを持っていて、無料ブログのアカウントとしてsampleといいうユーザー名にしたとします。
サブドメイン形式のブログの場合、ブログのトップページのURLは、次のものになります。
sample.example.com
ブログ運営会社のexample.comの前に、sampleという文字列が付きます。
このドメインは、example.comに対して作成されたドメインです。
したがって、sample.example.comというドメインが単独で存在することはできず、独自ドメインであるexample.comをベースにして作成された新たなドメインという位置づけになります。
サブディレクトリ形式
サブディレクトリ形式の場合には、ブログのトップページのURLは次のようになります。
example.com/sample/
この場合、ブログ運営会社の独自ドメインをそのまま使用し、ドメイン直下にsampleというディレクトリを作成することで、無料ブログのトップページを提供します。
ユーザーはディレクトリごとに振り分けられている形になります。
サブドメイン形式の無料ブログ
サブドメイン形式のイメージ図
サブドメイン形式の場合のイメージ図は、次のようになっています。
基本的に、独自ドメインや他のサブドメインの無料ブログとは独立したブログであると認識されます。
メリット
サブドメインの場合には、基本的に独立したウェブサイトと認識されることにあります。
Google検索においては、基本的に同じウェブサイトは3つまでしか同時に表示しないようになっています。
これは、検索結果の多様性を確保するためのアルゴリズムによるものだそうです。
この点で見ると、サブドメイン形式のブログについては、独立したブログとみなされるので、他のブログの影響は受けにくくなります。
検索エンジンで上位表示させるにはドメインパワーという指標があり、簡単に言うとドメインの信頼性や権威性を表す指標になります。
サブドメイン形式の場合には、独自ドメインのドメインパワーを引き継ぎつつも、別サイトとして認識されるので、サブディレクトリ形式の無料ブログよりも、検索結果においては強いといえます。
デメリット
サブドメイン形式のデメリットは、サブドメイン形式の場合、ブログ運営会社のドメインパワーを100%受け継げないのがあります。
やはり、ドメインパワーが強いと、ブログ運営開始初期のみで若干有利です。
したがって、サブディレクトリ形式の無料ブログと比較すると、ブログ開設初期段階での検索順位において、若干不利です。
また、最近では検索アルゴリズムにとっては、サブドメインも独立したウェブサイトとして見る傾向が強いので、余計にドメインパワーの引継ぎが行われないようです。
ただし、これは同時に同じドメインをベースとする他のブログ運営者の影響を受けないというメリットにもなります。
簡単に言うと、
- sample1.example.com
- sample2.example.com
の評価は、それぞれ干渉しないという意味です。
ドメインパワーが引き継げないのはデメリットのように見えて、反面メリットであったります。
ただし、結局ドメインパワーをほぼ引き継げないのであれば、独自ドメインを取得したほうがいい気はしますが・・・(理由は後述)
サブディレクトリ形式の無料ブログ
サブディレクトリ形式のイメージ図
サブディレクトリ形式の無料ブログの構成は、次の図のようになっています。
基本的には、独自ドメイン内のコンテンツの一部とみられます。
複数の無料ブログで、独自ドメインの巨大なサイトが運営されているイメージです。
メリット
サブディレクトリ型の無料ブログの場合、ブログ運営会社のドメインパワーを100%受け継ぐことができます。
あくまでも同じサイトとみられるので、ドメインパワーが100%になり、無料ブログで運営を開始した初期段階においてのみかなり有利になります。
しかし、デメリットが大きいので注意してください。
デメリット
サブディレクトリ型無料ブログのデメリットはかなり大きいです。
先ほど説明した「Google検索においては、基本的に同じウェブサイトは3つまでしか同時に表示しない」という部分について、同じブログサービスを利用している人と、同一ドメイン内でのライバル関係になってしまします。
これにより、あるキーワードで見た場合に、同一ドメイン内の記事は3つしか検索結果に表示されませんから、同じドメイン内に存在する他のブログと記事内容が重なった場合、同じブログサービス内で競争が始まるということです。
つまり、ドメインパワーを引き継げるので、他のドメインで運営されているサイトに対しては勝ちますが、同一ドメイン内ではクオリティ勝負がシビアに発生することに注意してください。
それぞれブログサービスの比較
様々なブログサービスで、サブドメイン形式の無料ブログか、サブディレクトリ形式のブログであるのかを調べました。
サブドメイン形式の無料ブログ
サブドメイン形式の無料ブログについて紹介します。
独自ドメイン対応の可否についても書きました。
独自ドメイン+無料ブログで運営するなら、独自ドメイン対応の無料ブログを選んでください。
・はてなブログ
有料版に限り独自ドメイン対応のブログです。
ブログ運営で一番人気のあるブログサービスです。
多くの方がWordPressと比較するブログサービスです。
有料版では独自ドメインも利用でき、無料ブログの中では本格的にブログ運営ができるサービスになっています。
・忍者ブログ
独自ドメイン対応の無料ブログです。
忍者ブログは、テンプレートの種類が多いのが魅力です。
また、無料のブログパーツを提供している忍者ツールズの一つなので、1アカウントで様々な忍者のサービスを利用できます。
余談ですが、当サイトのシリーズブログである、自動車系のブリュの公式ブログにおいては、最初のころは忍者ホームページを利用していました。
今は独自ドメインを使用し、有料のサーバーを借りて運営しています。
最初は何もわからずにすべてにおいて無料のサービスを利用していましたが、サイトが発展していくにつれて、やはり独自ドメインは最初にしっかりと取得しておくべきだと感じました。
・FC2ブログ
有料版のみ独自ドメイン対応のブログです。
FC2ブログは、一時期Googleに嫌われていたことがあります。
そのため、検索結果において上位表示されない傾向がありました。
それだけ、低品質なブログが多かったからです。
検索結果におけるペナルティに類する処置については、今は解消されているようです。
使ったことはないのでわかりませんが、ブログ同士のつながりではなく、検索結果からもアクセスしてほしいと考えている場合には、FC2ブログの過去について、しっかりと下調べしておきましょう。
個人的には、FC2ブログよりもはてなブログがいいとは思います。
・ライブドアブログ
独自ドメイン対応の無料ブログです。
それなりに使っているサイトが多いのがライブドアブログです。
2chまとめサイトも、ライブドアブログが多い感じですね。
・seesaaブログ
独自ドメイン対応の無料ブログです。
・Blogger
独自ドメイン対応の無料ブログです。
いまいち影が薄い感じ増します。
サブディレクトリ形式の無料ブログ
先ほども書きましたが、サブディレクトリ形式のブログについては、ブログでのコミュニティを目的としている場合以外には利用しないでください。
検索エンジンでの流入についてはあまり期待しないほうがいいと思います。
・アメーバブログ
アメーバブログは有名人が使っているブログです。
見やすいデザインがいいですね。
・Yahoo!ブログ
Yahoo!ブログは、まもなく終了します。
Yahoo!ブログの移転先を探している方も多いのではないでしょうか?
・gooブログ
gooブログについては、あまり使っている人は見ないですね。
・楽天ブログ
楽天ブログもあまり使っている人を見ないですね。
楽天でショッピングをするなら検討の余地もあるでしょう。
独自ドメインを取得するのが一番いい
ここまで無料ブログについて紹介してきましたが、ここまで書いたメリット・デメリットについては、昔から一般的に言われている古い考え方です。
今は検索アルゴリズムも進化しており、昔の状況とは異なります。
現在の環境では、個人的には独自ドメインを取得したほうがいいのではないかと思います。
その理由を、最近の検索順位決定アルゴリズムに対する観点、いわゆるSEOの観点から、すこし考察したいと思います。
ドメインパワーの優位性の減少
一番の理由が、最近の検索アルゴリズムにおいては、ドメインパワーという概念が小さくなっているからです。
もちろん、ドメインパワーが強いほうが、検索結果においては有利です。
しかし、ドメインパワーだけで順位が決まる時代は終わり、ドメインパワーも検索順位決定の一つの指標程度にしかならない時代になったからです。
そのため、ドメインパワーが0のオリジナルの独自ドメインを取得し、良質な記事を投稿し続けることで、自分の力で数年かけてドメインパワーを強化していくほうが良いでしょう。
ブログ運営の結果はすぐには出ません。
1年先、2年先、数年先をに据えたドメイン運用が重要だと感じています。
上記で紹介したブログサービスの中で、はてなブログ、忍者ブログ、ライブドアブログについては独自ドメインに対応しています。
これらのサービスを利用して、ブログを運営するのもいいでしょう。
ブログはドメインと記事で決まる!
ブログ運営において、WordPressが優れているという記事を見ますが、本質的にWordPressが優れているわけではありません。
その理由は、検索結果において、ブログを表示するツールは一切関係ないからです。
したがって、本当はWordPressでのサイト運営が好ましいことは事実ですが、もしもサーバーサイド技術についてあまり詳しくないのであれば、上記の無料ブログを利用することは大きな問題にはなりません。
サイト運営において重要なことは、ブログを運営しているツールやデザインは一切関係ないことです。
検索エンジンによるブログの評価は、記事の質でほとんど判定されます。
ブリュの公式ブログ.net(fot IT)では、開設当初から何度も書いていることにはなりますが、サーバー自体は無料で十分です。
しかし、独自ドメインだけはしっかりと取得したほうが、絶対に後悔は少ないだろうと思います。
ブログの価値は、ドメインと記事の質のみで決定されることを、十分に理解してほしいと思います。
WordPressが優れている本当の理由
WordPressが優れている理由は、世界共通のブログ作成ツールであり、世界中のサーバーで対応しているからです。
したがって、サーバーの移転も自由自在にできます。
無料でブログの場合、ブログを表示するシステムについては、無料ブログ運営会社の独自のシステムです。
このシステムで作成された記事を、他の無料ブログに移転させるとなると、結構面倒なことになります。
しかし、WordPressであれば、PHPとデータベースサーバーが使えれば、システムごとそのまま移転できます。
WordPressが優れているのは、こうした自由度の高さであって、検索流入が増えやすいということは時にないです。
ただし、WordPressに関しては、PHPやデータベース、FTP接続などと言ったサーバー側技術が必要なので、これらについてよくわからない場合には、とりあえず無料ブログ+独自ドメインでサイト運営を開始してみてください。
【どっちがいい?】サブドメインとサブディレクトリ方式の無料ブログ一覧のまとめ
ここまで、サブドメイン形式とサブディレクトリ形式のブログについて、メリットとデメリットを考えてきました。
無料ブログにおいて、サブドメイン形式とサブディレクトリ形式で選ぶ場合には、サブドメイン形式を選んだほうがいいです。
サブディレクトリ形式は、根本的に、検索結果で同一ドメインは3つしか表示されない制約が厳しいです。
メリットよりもデメリットが上回るので、本気で検索結果からの流入を期待するのであれば、サブディレクトリ形式の無料ブログは控えましょう。
なお、最近ではドメインパワーと言いう概念自体が小さくなってきています。
最終的には、ドメインに関係なく、ひとつひとつの記事の質で判定されるようなので、しっかりと丁寧に記事を作成していくことを心がけましょう。
今後も記事の質が重要視される傾向は強まるでしょう。
こうなれば、余計に独自ドメインを取得するほうが、後々有利になるのは目に見えてきます。
以上、無料ブログについて参考になれば幸いです。