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今回は、迷惑メールの情報として、Amazonアカウントを利用制限していますというタイトルのメールについて取り上げます。
目次
迷惑メールの全文
では、Amazonアカウントを利用制限していますというタイトルの迷惑メールの全文を表示します。
件名:Amazonアカウントを利用制限しています
From:Amazon.co.jp (admin_a236@a236.jp40-Safety-Center.info)
大変申し訳ございません、あなたのアカウントは閉鎖されます。あなたのアカウントAmazonを更新できませんでした。
アカウントを安全に保ち、盗難などのリスクを防ぐために、アカウント管理チームによってアカウントが停止されています。次のアドレスでアカウントのブロックを解除することができます。
www.amazon.co.jp/ap/signin リンクをクリックできない場合は、下記のアドレスをコピーしてブラウザに貼り付けてください:
送信元はAmazon.co.jpとなっていますが、これはAmazonへの偽装です。
ドメインを見ていただければ、a236.jp40-Safety-Center.infoとなっているので、Amazonと異なることがわかります。
Whois検索も行いましたが、Amazonとは関係のないドメインであることがわかります。
Whois情報に中国語が含まれているようなので、中国関係のドメインのようですね。
Amazonからのメールの場合、メールアドレスのドメインは、store-news@amazon.co.jpなどのように、amazon.co.jpというドメインとなっています。
→AmazonドメインのWhois検索結果(安全なリンクです。)
この迷惑メールの挙動
メールアドレスの存在を確認する
この迷惑メールは、メールアドレスが存在するかどうかの確認の意味合いが多きように感じます。
メールアドレスをランダム生成し、一斉に迷惑メールを送信したとします。
この時に、存在しないメールアドレスが含まれていた場合には、そのメールアドレスに対して、MAILER DAEMONが返答されるようになっています。
しかし、あなた自身のメールアドレスに見事ヒットし、送信に成功した場合にはMAILER DAEMONは返答されませんから、最低限、メールアドレスの存在確認は行われているでしょう。
リンクのクリックの有無を確認している?
リンクに関して細工があるのかと思えば、普通にアマゾンのログイン画面へのリンクが張られているようでした。
リンク先もamazon.co.jp内に設定されていたので、リンクから何か悪意ある行動を行う感じはありませんでした。
もしかしたら、何かしらの解析タグなどを挿入しており、どのメールアドレスに送信したリンクがクリックされたかを確認しているかもしれません。
特に害のあるリンクではないですが、念のためクリックしないほうが無難でしょう。
なお、リンクをクリックしていることがばれても、特に個人情報の漏洩につながる要素はないように見えますが、迷惑メールのリンクをクリックする人だと認識される可能性があります。
その場合、迷惑メールのターゲットとして、より巧妙な迷惑メールが届く可能性もあるので、あまり迷惑メールと関わりたくない場合は、リンクをクリックしないほうが無難です。
この迷惑メールの対策
このAmazonを装った迷惑メールの対処方法を紹介します。
気にしなくて大丈夫そう
メール自体にウイルスが混入しているわけではなさそうです。
HTML形式で送信されているため、念のためにソース内にJavaScriptを調べましたが、特に設置されていませんでした。
単純に、第三者がメールアドレスの存在確認を行っただけなのかもしれません。
もしかしたら、いたずらメールとしての意味合いが強いのかもしれないですね。
リンクはクリックしない
念のためリンクはクリックしないでください。
特に、リンク内に「?user=1234」というような、識別できるパラメーターがあれば危険です。
私に送信された迷惑メールでは何の変哲もないAmazonへのリンクでしたが、全員がそうだとは限りません。
迷惑メールのリンクは、絶対にクリックしないようにしましょう。
迷惑メール情報:Amazonアカウントを利用制限していますのまとめ
ここまで、Amazonを装った、「Amazonアカウントを利用制限しています」というタイトルの迷惑メールについて紹介してきました。
恐らく、メールアドレスの実在性を確認するための迷惑メールです。
このメール自体が危険度の高い迷惑メールではないですが、変にアクションを起こすと、今後エスカレートする可能性もあります。
※リンクをクリックしない限り、個人情報の洩れもないでしょう。
迷惑メール内のリンクはクリックせずに、削除するのが望ましいでしょう。
また、現状では迷惑メールを送る集団に、メールアドレスの実在性が確認されている状態です。
今後迷惑メールが急増する可能性もあるので、十分注意してください。
以上、Amazonを装った、「Amazonアカウントを利用制限しています」というタイトルの迷惑メールについて、参考になれば幸いです。