みなさん、こんにちは!
ブリュの公式ブログ.netにお越しいただきまして、ありがとうございます。
このサイトでは、ITについて特化したサイトを運営しています。
今回は、エックスサーバーとロリポップ!の性能を比較しました!
レンタルサーバー選びの参考にしてください!
目次
エックスサーバーとは?
エックスサーバーは、エックスサーバー株式会社が運営しているレンタルサーバーです。
ネットで見る限り人気のあるレンタルサーバーで、多くの方が使っています。
今回は、X10プランのお試し期間中に性能を調べました。
ちなみに、エックスサーバーのデータセンターは、さくらインターネットの大阪データセンターを使っています。
エックスサーバーはオールSSDのサーバーですが、ロリポップ!がモジュール版PHPであるのに対し、エックスサーバーはFastCGIです。
メカ的にはエックスサーバーが勝りますが、サーバーシステムではロリポップ!のほうが優れています。
今回は、エックスサーバーのX10プランを使います。
ロリポップ!
ロリポップ!は、GMOペパボ株式会社が運営しているレンタルサーバーです。
サーバー費用は月額100円から。
WordPressを使うには月額250円からと、コストパフォーマンスが高く人気のあるレンタルサーバーです。
今回は、月額500円からとなる、ロリポップ!のスタンダードプランで比較しました。
実は、ずっとロリポップ!を使っていて、もっと高性能なレンタルサーバーへの移転を考えていたのです。
ロリポップ!は、モジュール版PHPによる高速化を行っている一方で、データベースサーバーはSSDなのに、ウェブサーバーがHDDという欠点もあります。
エックスサーバーとロリポップ!のWordPress表示速度性能比較
では、さっそく結果です。
別で運営しているサイトを対象に比較しました。
エックスサーバーの結果
まずはGoogle PageSpeed Insightsの結果です。
パソコンアクセスでの採点結果は67点でした。
次に、パソコンアクセスでのサーバー応答速度です。
サーバー応答速度は0.37秒でした。
続いてモバイルアクセスを調べます。
モバイルアクセス時の採点結果は75点でした。
モバイルアクセス時のサーバー応答速度は、0.30秒でした。
最後に、同じくGoogleのツールでモバイルアクセス時のページ表示速度を調べると、結果は9秒。
訪問者の推定離脱率は29%となりました。
ロリポップ!の結果
次に、ロリポップ!の結果です。
パソコンアクセス時の採点結果は、68点でした。
パソコンアクセス時のサーバー応答速度は、0.30秒でした。
次に、モバイルアクセスを見てみます。
ロリポップ!のモバイルアクセス時の採点結果は、74点でした。
ロリポップ!のモバイルアクセス時のサーバー応答速度は、0.30秒でした。
最後に、ロリポップ!のモバイルアクセス時の表示速度は5秒。
訪問者の推定離脱率は19%でした。
結果、ロリポップ!のほうが速い!
結果をまとめます。
評価項目 | エックスサーバー | ロリポップ! | どっちが性能がいいか? |
PCアクセスの採点結果 | 67点 | 68点 | ロリポップ! |
PCアクセスのサーバー応答速度 | 0.37秒 | 0.30秒 | ロリポップ! |
モバイルアクセスの採点結果 | 75点 | 74点 | エックスサーバー |
モバイルアクセスのサーバー応答速度 | 0.30秒 | 0.30秒 | 同じ |
モバイルアクセス表示速度 | 9秒 | 5秒 | ロリポップ! |
推定離脱率 | 29% | 19% | ロリポップ! |
結果を見ていただければわかりますが、ロリポップ!のほうが速いです。
ロリポップ!の速い理由
ロリポップ!が速い理由は、まさにモジュール版PHPの恩恵でしょう。
モジュール版PHPは、サーバーとPHPが一体化したようなシステムであり、サーバー起動状態で、PHPも起動しているイメージです。
よって、PHPの立ち上がりの時間が短縮される分、サーバー応答速度が速くなります。
一方で、ロリポップ!はサーバーがHDDなので、その分遅いです。
モジュール版PHPによる高速化と、サーバーがHDDというネガティブな部分が重なった結果、エックスサーバーに匹敵する性能を持っているということです。
したがって、モジュール版PHPの恩恵の大きさを実感できるでしょう。
エックスサーバーにもいいところはある。
これだけを見ると、エックスサーバーはダメなレンタルサーバーにも見えますが、実はいいところもあります。
それは、連続アクセスをするたびにサーバー応答速度が速くなることです。
エックスサーバーには、Xアクセラレーターが搭載されています。
Xアクセラレーターは、サーバー側で、動的ファイルを1分間、静的ファイルを2分間キャッシュするものです。
さらに、エックスサーバーではFastCGIが採用されています。
FastCGIは、PHPが実行された後、一定時間はプロセスを起動し続けるシステムです。
これによって、連続アクセスが行われれば、実質的にモジュール版PHPになります。
しかし、この領域に達するには、Xアクセラレーターが機能する2分に一回の連続アクセスが行われるような規模のサイトである必要があります。
普通のサイトでは、Xアクセラレーターは機能しないし、FastCGIも、モジュール版PHPとしての振る舞いをしません。
キャッシュ機能を無視した、素の性能だけで見れば、どうしてもロリポップ!に軍配が上がってしまいます。
最終的にヘテムルにした!
全く関係ない話ですが、最終的にヘテムルにしました。
ロリポップ!からエックスサーバーへの移転を考えていたのですが、エックスサーバーとロリポップ!の性能を比較することで、モジュール版PHPの恩恵の大きさを実感しました。
結果、モジュール版PHPを利用していて、オールSSDのサーバーとなるヘテムルであれば、順当にロリポップ!よりも高速化が図れると考えたからです。
ヘテムルとロリポップ!の速度性能比較は別記事で紹介していますが、まさに狙い通りといった感じ。
個人的には、月額1000円クラスのレンタルサーバーでは、ヘテムルが最強だと思います。
エックスサーバーとロリポップ!のWordPressの性能比較のまとめ
ここまで、エックスサーバーとロリポップ!の性能について比較してきました。
結果的にはエックスサーバーよりロリポップ!のほうが速いという結果になりました。
エックスサーバーを選ぶ場合には、最低でも2分に一回の連続アクセスされるような大規模サイトになったときに契約するべきでしぃう。
個人ブログレベルでは、エックスサーバーのネガティブな部分しか見えてきません。
ネット上の情報を鵜呑みにせず、実際にお試し期間内に性能を比較してみてください。
以上、レンタルサーバー選びについて、参考になれば幸いです。